あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午後 問3
この過去問の解説 (3件)
気・血・津液の生理作用には、
推動作用、温煦作用、気化作用、防御作用、固摂作用、栄養作用があります。
推動作用とは、代謝や血の巡りを良くするなど、生命活動における機能を推し動かす作用の事で、これには成長を促すという作用も含まれます。
温煦作用とは、陽気と関連が強く、熱産生を促す作用で、
体温を維持し体を冷えから守っています。
気化作用とは、代謝によって物質が別のものに変化するといった物質転化の作用のことで、
例えば、津液が汗や尿になったり、食物が栄養素に分解されたりというような作用のことをいいます。
防御作用とは、外邪から体を守る作用で、衛気によるバリアーによって体を守りまた、侵入した邪気を追い出したりする作用を言います。
固摂作用とは、体内のものが外へ出てしまわないように、しっかりと留めておく作用です。
血管から血液が漏れ出ないようにしたり、尿が漏れないようにしたり、胃下垂や脱腸を防ぐというような、内臓をあるべき位置に留めておくというような作用も含まれています。
気は人体の生命活動において重要な作用を担っており、気の種類によって特徴が異なります。
推動作用とは、人体の成長・発育および臓腑などの生理活動を促進する作用のことです。なので、これが正解であると考えられます
温煦作用とは、人体の組織・器官を温める作用のことです。
気化作用とは、各種の変化を引き起こす作用のことです。
栄養作用とは、全身にめぐった栄養分で組織・器官を滋養する作用のことです。
気の作用には他にも、固摂作用や防御作用、情報伝達作用があります。
気は、生命を支え、
生活活動の源となるものです。
推動作用は、
臓腑の機能や、血・津液の循環といった、
生命活動にかかわる機能を推し進める作用です。
成長と発育を促進するはたらきも含んでいますので、
これが正解であると考えられます。
温煦作用は、
身体をあたため、臓腑の陽気を
補う作用のことです。
気化作用は、
気血津液など、人体に必要なものの
生成・相互転化や、
循環、代謝、排泄などの生理機能を行う
作用のことです。
栄養作用は、
臓腑や経絡などを養う作用のことです。
気には、異常な発汗などを抑える固摂作用、
病邪から身体を守る防御作用もあります。
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