あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午後 問4
この過去問の解説 (3件)
気は、生命を支え、
生活活動の源となるエネルギーです。
原気、宗気、営気、衛気の4つに分けられます。
原気は、精から生み出される気で、
生命活動の原動力として全身に分布しています。
成長・発育や生殖機能を推動し、
正常な生理機能を維持します。
宗気は、肺に吸入される清気と
脾胃の運化作用により作られる水穀の気が
結合して作られます。
胸中に集められ、心肺の活動を支えていますので、
これが正解であると考えられます。
営気は、脾胃で作られる水穀の精微から作られ、
脈管内をめぐり、全身に栄養を供給しています。
衛気は、水穀の気から作られ、
全身に分布しています。
肌表を保護して外邪の侵入を防ぐ、
汗腺を開閉することにより体温調節を行う、
臓腑を温煦するなどのはたらきがあります。
気の種類や作用について、再確認しておきましょう。
胸中に集まり、心肺の活動を支えるのは、宗気です。
宗気とは、後天の気のひとつで、飲食物により吸収された水穀の精気と呼吸によって得られた清気が合わさって、胸中に集まり、心肺機能を維持しています。
宗気は推動作用が特に強く、呼吸活動や心拍運動を促進し気血を循環させています。
人体における気は、その機能により原気、宗気、営気、衛気に分けられます。
原気は人体の最も根本的な気であり、生命活動の原動力となります。
宗気は、飲食物により得られる水穀の精微と呼吸により得られる自然界の清気とが合わさり、化生される気です。
胸中に集まり、心肺の活動を支える働きを持ちます。なので、これが正解であると考えられます 。
営気は豊かな栄養分を持ち、血の一部として全身をめぐって、組織や器官の活動を支えます。
衛気は全身にくまなく分布し、外邪の侵襲を防いだり、肌肉・皮毛・臓腑などを温め養ったり、発汗を調整し体温を一定に保ったりなどの作用があります。
その他、臓腑の気や正気、邪気、精気、清気、濁気といった気もあります。
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