あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午後 問5
この過去問の解説 (3件)
気虚とは、推動の作用が低下するため、
エネルギー不足の状態で、疲れやすく、
免疫力も落ち、風邪も引きやすい、
気分も落ち込み、食欲もなく、胃腸の機能も低下するため消化不良や下痢や便秘といった症状がでます。また、温煦作用も落ちるため、手足が冷えもみられます。
血瘀では、血液の流れが停滞するため、
手足の冷えや、生理痛、生理不順、不正出血、
さらに、痣ができやすいといった、出血に関わる症状がみられ、
また、顔色も悪く、
肩こりや頭痛、手足がしびれるといった気虚により引き起こされる症状もみられます。
津傷とは、津液の消耗のことで、このことから「脱水」のイメージは湧くと思います。
症状は、喉や口腔内の乾燥、唇の割れ、皮膚の乾燥、
また、尿量減少や大便秘結といった乾燥に関わる症状が見られます。
水液停滞とは、水分代謝が低下した状態のことで、水が滞るため、
だるさや倦怠感、
頭痛や、めまい
下半身のむくみ、
腹部膨満感、下痢と言った症状がみられます。
これは、水分のとりすぎによって起こることもある症状です。
脱水状態は、体内の体液量が不足している病態です。程度により様々な症状が出現します。
気虚とは、気の化生および供給が不足したりひどく消耗したために、気の量が減少し各種作用が機能しなくなった病態をいいます。倦怠感、眩暈、息切れ、自汗などの症状がみられます。
血瘀とは、血の運行が緩慢になったり、停滞して起こる病態のことをいいます。固定痛や腫脹、シミ、月経痛などの症状がみられます。
津傷とは、津液が減少し量的に不足した病態のことをいいます。口や咽頭の渇き、皮膚や髪の乾燥、乾燥便や尿量の減少などの症状がみられます。なので、これが正解であると考えられます。
水液とは、人体中に存在する水分の総称です。
血、気、津液、精といった各生理物質の作用と不足等による病態をしっかりおさえておきましょう。
脱水とは、体液が失われ、
生命を維持するために必要な水分と電解質が
不足している状態です。
気虚は、気が不足している状態です。
血瘀は、血の流れが滞っている状態です。
津傷は、津液が消耗している状態です。
脱水の状態といえますので、
これが正解であると考えられます。
水液停滞は、津液の代謝が停滞することにより、
水液が体内に貯留している状態です。
津液は、細胞内液・外液だけでなく、
唾液、胃液、腸液、関節腔や腹腔内の液、
汗、涙、尿なども含んでいます。
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