あん摩マッサージ指圧師の過去問 第31回(2023年) 午後 問32
この過去問の解説 (3件)
機能性ディスペプシアとは、検査での異常がないにも関わらず、心窩部痛や胃もたれ、腹部膨満感などの症状が出現する病気です。
慢性胃炎とは、異なる疾患とされています。
また、兪穴は、経穴の名称によって臓腑との関連をイメージできるので、名前の通りに回答すればOKです。
機能性ディスペプシアとは、消化器症状がありながらその症状を説明する病変が特定できない病態(機能性消化管障害)のうち、胃・十二指腸由来の消化器症状を呈するものを指します。
また、内臓-体性反射とは内臓からの情報が中枢神経系を介して体性運動神経の活動を変化させ、骨格筋を収縮させる反射です。
第3胸椎棘突起下縁の高さの外方1寸5分にある経穴です。呼吸症状に関連するデルマトーム領域です。
第10胸椎棘突起下縁の高さの外方1寸5分にある経穴です。消化器症状に関連するデルマトーム領域であるため、これが正解であると考えられます。
第1仙椎棘突起下縁の高さの外方1寸5分にある経穴です。泌尿器症状や生殖器症状に関連するデルマトーム領域です。
第2仙椎棘突起下縁の高さの外方1寸5分にある経穴です。泌尿器症状や生殖器症状に関連するデルマトーム領域です。
機能性消化管障害のうち、大腸・小腸由来の消化器症状を呈するものは過敏性腸症候群に分類されます。
機能性ディスペプシアは、
症状の原因となる疾患がないにもかかわらず、
慢性的に胃もたれなど、
心窩部を中心とした腹部症状がみられる疾患です。
内臓‒体性反射は、
内臓からの情報が体表に伝わることによって
成り立っている反射です。
肺兪は、上背部、第3胸椎棘突起下縁と同じ高さで、
後正中線の外方1寸5分にとります。
胆兪は、上背部、第10胸椎棘突起下の外、
1寸5分にとります。
デルマトームを参照すると、
胃や十二指腸に関連するT6〜7にあたりますので、
これが正解であると考えられます。
小腸兪は、上背部、第1仙椎棘突起部の下外方、
1寸5分にとります。
膀胱兪は、第2仙椎棘突起部の下外方、
1寸5分にとります。
選択肢に挙げられている経穴について、
図もあわせて位置関係を確認しておきましょう。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。