あん摩マッサージ指圧師の過去問
第31回(2023年)
午後 問71

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 午後 問71 (訂正依頼・報告はこちら)

顔面部へのマッサージで最も適切な手技はどれか。
  • 鋸切状揉捏法
  • 牽引振せん法
  • 指頭叩打法
  • うずまき状強擦法

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「指頭叩打法」です。

選択肢1. 鋸切状揉捏法

鋸切状揉捏法とは、両側の手掌を使って行う揉捏法になるので、顔面部には、範囲が広すぎる手技と言えます。

選択肢2. 牽引振せん法

牽引振戦法は、顔面部は牽引には適さないので選びません。

選択肢3. 指頭叩打法

指頭叩打法は、指先を使って叩打するので、狭い範囲や、複雑な形にも対応できるため、

顔面部に適していると言えます。

選択肢4. うずまき状強擦法

うずまき状強擦法は、強擦というワードから顔面には適さないとわかります。

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02

マッサージには軽擦法、強擦法、揉捏法、叩打法、振せん法、圧迫法といった基本手技があり、それぞれ使う部位や方法によって種類があります。

患者の症状や施術部位に合わせて選択します。

選択肢1. 鋸切状揉捏法

両手を使い筋線維の方向と直角に施術部位を握り筋肉をねじるように移動していく手技で、肩部、腹部、上肢、下肢などに用います。

選択肢2. 牽引振せん法

術者の両手で患者の上肢または下肢を引っ張りながら振せんを加える方法です。振せん法は神経・筋系、内臓機能が低下しているような疾患に用います。

選択肢3. 指頭叩打法

四指の指先で叩く手技で、頭部、顔面、胸部、腹部などに用います。なので、これが正解であると考えられます。

選択肢4. うずまき状強擦法

強擦法は揉捏法と軽擦法の混合手技で、関節や骨間部に応用します。

まとめ

叩打法は、軽く短く行う時は神経、筋の興奮性を高め、強く長く行う時は神経、筋に鎮静的に働きます。手拳叩打法、切叩法は血行を促進し、神経・筋系の興奮性を高めます。拍叩法は皮下の毛細血管を拡張し、血行を盛んにして誘導的作用があります。指頭叩打法は胃アトニーなど腹部内蔵の機能減退に対して機能亢進させる作用があります。環状叩打法は上肢、下肢の血行を良くし、麻痺した筋肉の回復に役立ちます。

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03

マッサージは、

おもに求心性の手技で

皮膚に直接刺激を与えることにより、

新陳代謝を促すものです。

選択肢1. 鋸切状揉捏法

鋸切状揉捏法は、両手掌を並べ、

施術部を掴むようにして、

左右交互に動かしながら移動していく手技です。

上肢などに用います。

選択肢2. 牽引振せん法

牽引振せん法は、指などに行われ、

施術する指を親指と人差し指で軽く持ち、

震わせながら手を引きぬいて行う手技です。

選択肢3. 指頭叩打法

指頭叩打法は、指先を垂直にして

施術部を軽く叩く手技です。

頭部のほか、顔面にも用いられますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢4. うずまき状強擦法

うずまき状強擦法は、

施術部の周囲から、中心に向かって、

渦をまくように力を加えていく手技です。

けがや炎症によって

組織が固くなった部分に対して行われます。

まとめ

それぞれの手技の方法とともに、

適応部位についても確認しておきましょう。

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