あん摩マッサージ指圧師 過去問
第31回(2023年)
問157 (午後 問77)
問題文
内臓‒体性反射はどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第31回(2023年) 問157(午後 問77) (訂正依頼・報告はこちら)
内臓‒体性反射はどれか。
- 頸動脈洞反射
- アシュネル反射
- 圧自律神経反射
- ヘーリング・ブロイエル反射
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「ヘーリング・ブロイエル反射」です。
頸動脈洞反射とは、舌咽神経と迷走神経の反射で、圧受容器からの刺激を舌咽神経が延髄に伝え、迷走神経からの反射により、徐脈となり血圧が低下します。
アシュネル反射(眼心反射)は、眼神経である三叉神経第一枝からの迷走神経の反射により、心拍数が減少する反射です。
圧自律神経反射は、皮膚の圧迫により、圧迫された側の交感神経が抑制される反射をいいます。
ヘーリングブロイエル反射とは、息を吸って拡張した肺の刺激が迷走神経によって求心性に伝わり、延髄の呼吸中枢からの反射により、吸息を抑制する反射となります。
内臓体性反射とは、内臓を介した反射のため、
肺を介した反射である、これを選択します。
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02
内臓‒体性反射は、
内臓の状態が中枢に伝わり、運動神経を介して
骨格筋を作用させる反射です。
頸動脈洞反射は、頸動脈洞を刺激することにより、
徐脈や血圧の低下がみられる、
舌咽神経-迷走神経反射です。
アシュネル反射は、
眼球を圧迫すると心拍数が減少するもので、
三叉神経-迷走神経反射です。
圧自律神経反射は、
皮膚への圧刺激によりみられる反射で、
圧迫側では、
交感神経作用が抑制された反応がみられます。
ヘーリング・ブロイエル反射は、
吸気により、
気管支平滑筋にある伸展受容体が刺激され、
吸気筋群が弛緩、呼気が起こるものです。
肺-迷走神経反射ともよばれ、
内臓-体性反射のひとつですので、
これが正解であると考えられます。
内臓-内臓反射では、
排泄反射などにみられるように、
内臓の受容器で受け取った情報を、
中枢神経を介して遠心性に内臓に伝達します。
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03
内臓-体性反射とは、内臓からの求心性神経の興奮によって筋が収縮する運動反射のことです。
頸動脈洞を機械的に刺激することで血圧が上昇し、それに伴って圧受容器が反応することで、徐脈や血圧の低下が生じる反射のことを指します。求心路は舌咽神経であり、遠心路は迷走神経です。
眼球を圧迫すると心拍数が減少する反射のことです。求心路は三叉神経、遠心路は迷走神経です。
皮膚への圧刺激により、圧迫された側の交感神経が抑制される反射を指します。
ヘーリング・ブロイエル反射とは、吸息により伸展された肺の伸展受容器の興奮が、迷走神経を介して呼吸中枢に伝えられ、呼息中枢を抑制した結果、吸息から呼息に移行することです。求心路は迷走神経であり、遠心路は横隔膜神経です。なので、これが正解であると考えられます。
内臓ー体性反射の求心路が内臓求心性神経、遠心路は体性運動神経からなる反射です。そのほかの反射として、内臓ー自律神経反射、体性ー内臓反射などがあります。
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