あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午前 問6
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午前 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
精神障害者が入院する場合に家族等の同意を得て行うのはどれか。
- 措置入院
- 応急入院
- 医療保護入院
- 任意入院
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この過去問の解説 (3件)
01
精神科の入院形態としては、
任意入院(本人の同意のみ)
応急入院(本人家族の同意なし、72時間以内)
措置入院(本人家族の同意なし、自傷他害の可能性あり)
医療保護入院(家族の同意のみ)
緊急措置入院(本人家族の同意なし、緊急を要する、72時間以内)
従って、
本人の同意のあるものは、
任意入院のみ
家族の同意のあるものは、
医療保護入院のみ
となっています。
正解です。
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02
この問題では、精神障害者が入院する際にどのような入院形態が家族等の同意を必要とするかを問われています。
精神障害者の入院形態には複数の種類があります。
それぞれの入院に必要な条件や手続きが異なるため、これらを正確に理解しておくことが重要です。
措置入院は、精神障害者が自傷他害のおそれがある場合に精神保健指定医の判断に基づき、都道府県知事が命令して行われる入院形態です。
本人や家族の同意は必要なく、行政機関が強制的に行うのが特徴です。
この選択肢は不正解です。
応急入院は、精神保健指定医が緊急性を認めた場合に、本人の同意なしで72時間以内に行う入院形態です。
家族の同意も不要で本人の同意を得ることが困難な状況で行われます。
この選択肢は不正解です。
医療保護入院は、精神保健指定医の判断で本人の同意が得られない場合でも行われる入院形態です。
家族などの同意を得て行われるのが特徴です。
したがって、この選択肢が正解です。
任意入院は、本人の意思に基づいて行われる自発的な入院です。
家族の同意は必要なく、本人が同意しない限り退院も自由にできるという点が特徴です。
このため、この選択肢は不正解です。
精神障害者の入院形態の中で、家族等の同意を必要とするのは医療保護入院です。
この入院形態は、本人の同意が得られない場合でも家族等の同意により入院を行うものです。
精神保健福祉法に基づいて規定されています。
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03
人権を尊重する権利は国民全員が平等に持っている権利で、
自らの意思で選択し、行動できます。
精神障害患者も同じく、その権利を有しています。
しかし体調の悪化や病気の悪化、命の危険がある場合は
本人の意思にかかわらずやむを得ず行動を制限することがあります。
自分や他人を傷つける恐れがある際に適応されます。
2名以上の精神保健指定医の診断の元、都道府県知事の権限を持って判断が下されます。
精神障害のため、医療と保護のために入院が必要とされた場合に適応となります。
しかし、家族の同意が得られない場合は
精神保健指定医の診察で72時間以内に限り
応急入院指定病院に入院となります。
精神障害で医療と保護のために入院が必要と判断された場合
患者本人の代わりに家族などが同意し、精神保健指定医の診察により医療保護入院となります。
しかし、家族などに連絡がつかない場合は市町村長の同意が必要となります。
患者本人に入院する意思がある場合、適応となります。
退院も医師が退院可とした場合、本人に退院の意思があれば退院が可能です。
医師が医療や保護のために入院適応と判断し
家族の同意が得られなければ「応急入院」
同意が得られる場合や市町村長の同意があった場合は「医療保護入院」
間違いやすいポイントを理解しておきましょう。
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