あん摩マッサージ指圧師 過去問
第32回(2024年)
問9 (午前 問9)
問題文
産業衛生の作業管理に該当するのはどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 問9(午前 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
産業衛生の作業管理に該当するのはどれか。
- 健康診断の実施
- 保護具による対策
- 作業環境測定
- 労働衛生教育
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この過去問の解説 (3件)
01
労働中の事故防止、健康維持、安全な労働のために行う労働衛生管理には、
・作業環境管理(粉じん、放射線、騒音、照明、温度など)
・作業管理(防護服、作業マニュアル、作業方法の確認など)
・健康管理(健康診断、メンタルケアなど)
・総括管理(法令順守、災害予防など)
・労働衛生教育(教育プログラムの企画、災害予防研修や、ストレスカウンセリングなど)
の5つがあります。
健康管理にあたります。
作業管理にあたります。
作業環境管理にあたります。
労働衛生教育にあたります。
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02
産業衛生(産業保健)とは、会社や集団に属している場合すべての人の働く環境が安全で健康に、そして快適に働ける環境づくりを目的としています。
設問の選択肢はそれに則したものを選択します。
産業衛生では職員が健康的に過ごすために健康診断の実施や、それに基づいた健康アドバイスを行います。
正解です。
作業環境によりマスクや保護メガネなど、健康を害する要因から体を保護するための保護具を利用し対策をとることは、作業環境をより良くするために重要となりますが、労働衛生管理法には具体的な内容は定められていません。
作業環境の巡視を行い、働く者の健康に影響を及ぼすものがないか調査、記録することも管理の一環とされています。
労働衛生教育とは、働く者の安全や健康を守り、労働災害などの企業にとってのリスクも防止するために、労働者の安全と健康を守る衛生教育指導も産業衛生の作業管理に含まれます。
少し悩む選択肢となりますが消去法で考えてみましょう。
健康や安全の面から職員や労働者を管理することが産業衛生の目的となります。
作業環境の調査や測定をし報告をすることが産業衛生の作業管理となりますが、それにかかる具体的な方法は詳しく明記されていません。
管理者の報告をもとに現場で考え、対策を実施する必要があります。
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03
この問題は、産業衛生の領域における作業管理に該当する項目が問われています。
産業衛生では、労働者の健康を守るために「作業管理」「作業環境管理」「健康管理」といった項目が管理されています。
この中で作業管理に該当する内容を正確に理解することが求められます。
健康診断は、労働者の健康状態を確認し、病気の早期発見や健康障害の防止を目的として実施されるものです。
これは健康管理に該当し、作業自体に直接影響するものではありません。
このため、この選択肢は不正解です。
保護具は、作業者が危険な環境で作業する際に直接体を守るためのものです。
これは作業中に起こり得るリスクを軽減するための対策といえます。
労働者自身を守る作業管理に該当します。
したがって、この選択肢が正解です。
作業環境測定は、労働者が作業を行う環境の有害物質や騒音、振動などの影響を測定し、作業環境を改善するための措置を行うために実施されます。
これは作業環境管理に該当し、作業の管理そのものではありません。
この選択肢は不正解です。
労働衛生教育は、労働者に対して衛生管理や安全な作業方法を教育することを目的としています。
作業自体を管理するものではなく、教育を通じて安全意識を向上させるものです。
したがって、この選択肢は不正解です。
産業衛生における作業管理とは、労働者が作業を行う際のリスクを低減するための直接的な対策を指します。
そのため、保護具を使用して作業中の安全を確保する「保護具による対策」が正解です。
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