あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午前 問23
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午前 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
細胞小器官とその働きの組合せで正しいのはどれか。
- ミトコンドリア ―― 物質運搬
- リソソーム ―――― 蛋白質合成
- 粗面小胞体 ―――― 不要な物質の分解処理
- 中心体 ―――――― 細胞分裂
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この過去問の解説 (3件)
01
ヒトの細胞は、
細胞膜、細胞質、核により成り立っていて、
細胞質の中に、細胞小器官(中心体、ゴルジ体、リソソーム、リボソーム、小胞体、ミトコンドリアなど)があります。
ミトコンドリアは、
ATPを合成する場所で、クリステというヒダがあります。
粗面小胞体は、表面にリボソームが付着した、膜状の構造で、タンパク質の運搬をしています。
リボソームは、タンパク質合成をしています。
滑面小胞体は、リボソームのない小胞体で、脂質、コレステロールの合成や分解をしています。
ゴルジ装置は、合成されたタンパク質を濃縮します。
リソソームは、加水分解酵素によって、異物の処理をします。
中心体は、2つで一組となっていて、細胞分裂の時に紡錘糸となり、染色体の移動を行います。
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02
この問題では、細胞小器官とその働きについて問われています。
細胞内の小器官がどのような機能を持つのかを正しく理解していないと解答が難しい内容です。
各小器官の特徴と役割を覚えておくことが重要です。
ミトコンドリアは、細胞のエネルギーを産生する「細胞の発電所」とも言える小器官です。
酸素を使ってATP(アデノシン三リン酸)を生成する過程でエネルギーを供給します。
しかし、物質運搬の役割はありません。
この選択肢は不正解です。
リソソームは、細胞内の不要な物質や細胞成分を分解する酵素を含んだ小器官です。
細胞の「清掃係」として働きますが、蛋白質合成の機能は持っていません。
蛋白質合成はリボソームで行われます。
この選択肢は不正解です。
粗面小胞体は、リボソームが付着しているため蛋白質の合成に関与する小器官です。
分解処理の機能はなく、その役割はリソソームが担います。
この選択肢は不正解です。
中心体は細胞分裂時に重要な役割を果たす小器官です。
主に動物細胞で見られます。
細胞分裂時に紡錘体を形成し、染色体を分離する役割を持っています。
この選択肢が正解です。
この問題は、細胞小器官とその働きについての基本的な理解が問われました。
細胞内での機能や役割をしっかりと押さえておくことで、正確な判断ができるようになります。
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03
ひとくくりで細胞と言っても細胞内にはたくさんの器官がありそれぞれ重要な役割があります。
ミトコンドリアの役割は、運動する際のエネルギーの元となるATP(アデノシン三リン酸)の合成をする器官です。
リソソームは細胞内に侵入した不要物や異物、代謝物の処理をする器官です。
蛋白質を合成する器官は名前の似ているリボソームとなります。
粗面小胞体は脂質成分を作る器官です。細胞膜を構成する脂質はここで作られます。
正しいです。
中心体は2個の中心小体から成り細胞分裂をします。
人間は成人で約60兆個の細胞からなるとされ、細胞の役割は生きる過程においてとても重要となります。
器官、役割をしっかり頭に入れておきましょう。
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