あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午前 問24

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午前 問24 (訂正依頼・報告はこちら)

心周期で大動脈弁が開くのはどれか。
  • 等容性拡張期
  • 等容性収縮期
  • 充満期
  • 駆出期

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この過去問の解説 (3件)

01

心周期とは、心臓が脈を打つときに発生する心臓の一連の動きのことを指します。

生きる上でなくてはならない動きです。そしてフォーカスされるのは心室の動きとなります。

選択肢1. 等容性拡張期

心周期には収縮期と拡張期がありそれぞれ2つにわけることができます。

収縮期は等容性収縮期と駆出期

拡張期には等容性弛緩期と充満期

になります。

等容性拡張期は存在しないので文字に注意しましょう。

選択肢2. 等容性収縮期

ここでのポイントは等容性という文字です。

等容性は「すべての弁が閉じている状態」を指し、大動脈弁が閉じていることをすぐに思い出すことが重要です。

選択肢3. 充満期

充満期とは房室弁が開いて、心室に血液が流入する動きです。

心室に”流入”するときは大動脈弁が閉じている状態を想像することができれば間違いだと気づくことができますね。

選択肢4. 駆出期

こちらが正解です。

駆出期とは心室の内圧が動脈の内圧を超えた際に大動脈弁が開き血液が流れます。

まとめ

心臓が動くと当時に血液が流れるメカニズムを頭の中で整理しておきましょう。

血液がどこを通り、どう流れるかがイメージできると答えやすい設問となります。

参考になった数2

02

この問題は、心周期における大動脈弁が開くタイミングを問うものです。

 

心臓の収縮と拡張の各段階を理解し、大動脈弁がいつ開くのかを正確に把握することが重要です。

選択肢1. 等容性拡張期

等容性拡張期は、心室が弛緩し始めた際の段階です。

 

この段階では、すべての弁が閉じて心室内に血液は流れていません。

 

したがって、大動脈弁もこの時は開いていません。
 

この選択肢は不正解です。

 

選択肢2. 等容性収縮期

等容性収縮期は、心室が収縮を始め、心内圧が上昇しているものの、まだすべての弁が閉じている段階です。

 

この時点では、大動脈弁は閉じたままです。
 

この選択肢は不正解です。

選択肢3. 充満期

充満期は、心房から心室に血液が流れ込み、心室が充満している時期です。

 

この時期には、僧帽弁や三尖弁が開いており、大動脈弁は閉じています。
 

この選択肢は不正解です。

選択肢4. 駆出期

駆出期は、心室が十分に収縮して血液を大動脈へ送り出す段階です。

 

この時期に大動脈弁が開き、血液が駆出されます。したがって、大動脈弁が開くのはこのタイミングです。
 

この選択肢が正解です。

まとめ

大動脈弁が開くのは、心室が収縮し血液を大動脈に送り出す駆出期です。

 

心周期の各段階を理解し、適切なタイミングを押さえることが重要です。

 

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03

心臓の弁には、
三尖弁(右心房)
肺動脈弁(右心室)
僧帽弁(左心房)
大動脈弁(左心室)
があります。

 

心周期には、
収縮期と拡張期があり、
心室が収縮するのが収縮期、心室が弛緩するのが拡張期です。

 

このうち、
収縮期は、
等容性収縮期と駆出期
拡張期には、等容性弛緩期、充満期
に分けられます。

 

等容性収縮期では、全ての弁が閉じます。(1音)


駆出期では、肺動脈弁と、大動脈弁が開きます。

 

そして、
等容性弛緩期でも、全ての弁が閉じます。(2音)


充満期では、三尖弁と、僧帽弁が開きます。

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