あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午前 問33
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午前 問33 (訂正依頼・報告はこちら)
モノソミーによる疾患はどれか。
- ダウン症候群
- ターナー症候群
- エドワーズ症候群
- クラインフェルター症候群
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、モノソミー(染色体の数が1本少ない状態)によって引き起こされる疾患を問うています。
モノソミーは染色体異常の一種です。
特定の染色体の欠如が原因となります。
染色体異常に関連する代表的な疾患の特徴を理解することが重要です。
ダウン症候群は、21番目の染色体が3本ある「トリソミー21」によって発生します。
モノソミーではなく、染色体が過剰に存在することが原因です。
したがって、ダウン症候群はモノソミーによる疾患ではありません。
この選択肢は不正解です。
ターナー症候群は、女性におけるX染色体の欠失が原因で発生するモノソミーの代表的な疾患です。
通常、性染色体が「X」のみとなり、もう一方のX染色体が欠如している状態です。
これがモノソミーによる疾患の状態を示しています。
この選択肢が正解です。
エドワーズ症候群は、18番目の染色体が3本ある「トリソミー18」によって発生する疾患です。
モノソミーではなく、トリソミー(染色体が1本多い状態)による疾患です。
モノソミーとは関係がありません。
この選択肢は不正解です。
クラインフェルター症候群は、男性における性染色体の異常です。
通常「XXY」と性染色体が1本多くなることが原因です。
モノソミーではなく、染色体が余分に存在する「トリソミー」に分類される疾患です。
この選択肢は不正解です。
この問題では、モノソミーによる疾患を選ぶことが求められていました。
ターナー症候群が唯一の正解です。
ターナー症候群はX染色体の欠失によるモノソミーが原因です。
他の選択肢は別の染色体異常による疾患です。
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02
染色体異常とは、
常染色体22対44本と性染色体2本の46本の
染色体の数や、構造による異常をいいます。
モノソミーは、2本の染色体が1本になること
トリソミーは、2本の染色体が3本になること
です。
常染色体異常で、
21トリソミー(2本の染色体が3本ある)
ターナー症候群
性染色体異常
女性の性染色体のXXが、Xとなるので、モノソミーです。
常染色体異常で、
18トリソミー(2本の染色体が3本ある)
性染色体異常で、
男性の性染色体(XYが、XXYとなる)
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03
モノソミーとは「個体が通常持つべき染色体が1対かけた状態」を言います。
似た言葉にトリソミーというものがあり、こちらは「通常2本で1組の染色体が3本あり、どこか1組の染色体が多い状態」を言います。間違いやすいので注意が必要です。
ダウン症は”21トリソミー”と言われ、21番目の染色体が余分にある状態を指します。21番の染色体は母親に由来すると言われています。
正解です。
ターナー症候群は”モノソミーX”などと呼ばれます。知的には正常なことが多いが低身長、生殖機能の低下、手足のむくみ、髪の生え際が低い、翼状頚、外反射が見られます。
エドワーズ症候群は”18トリソミー”と言われダウン症に次いで多い染色体異常です。その名の通り、18番目の染色体が多い状態です。
クラインフェルター症候群は男性の染色体異常の一つです。
染色体は通常46本ありますがX染色体が1本以上多い状態を指します。子供ではが意見で症状がみられることが少ないですが、成長していくにつれて、生殖器異常や長身で手足が長い、女性化乳房などで症状を確認できます。
染色体異常による先天的な疾患は、その後の適切な対応が必要とされます。
無駄な不安をあおらず、正しい知識を頭に入れ、寄り添うことでご家族や親族の不安も取り除くことが可能となります。
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