あん摩マッサージ指圧師 過去問
第32回(2024年)
問37 (午前 問37)

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 問37(午前 問37) (訂正依頼・報告はこちら)

一次救命処置はどれか。
  • 気管挿管
  • 酸素吸入
  • 静脈路の確保
  • AEDによる除細動

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この過去問の解説 (3件)

01

一次救命処置とは、

傷病者を発見した場所で、直ちに、誰でも行う事の出来る救命処置で、
気道確保、人工呼吸、心臓マッサージ、除細動(AED)により行われます。

 

一方、
二次救命処置とは、

医療機関においての高度な救命処置で、

医師、看護師、救急救命士などにより、気管挿管や高濃度酸素投与、薬物投与などが行われます。
 

選択肢4. AEDによる除細動

正解です。

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02

一次救命処置とは、発病してから救急隊員や医師に傷病者を引き継ぐまでの処置のことを指します。

つまり、もし目の前で人が倒れた場合何をするかを頭に入れておくとおのずと答えが見えてきますね。

選択肢1. 気管挿管

気管挿管は気道閉塞が見られた場合に行う処置のことで、専門器具がなければすることはできません。

 

選択肢2. 酸素吸入

酸素吸入は正しい呼吸を行うためにマスクを利用して呼吸を行わせるものです。

選択肢3. 静脈路の確保

静脈路確保とは静脈に針を刺し、輸血等のルートを確保するものとなります。

選択肢4. AEDによる除細動

心室細動の場合はすぐの処置や対応が求められます。AEDを利用して心臓の動作異常をコントロールします。

一次救命処置用にアナウンスに従い誰でも使用できるように作られています。

まとめ

傷病者が目の前にいた場合、1分1秒が予後を左右するといっても過言ではありません。

治療家である場合、万が一に備え知識だけでなく実践も行い、体で覚えておく必要もありますね。

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03

この問題は「一次救命処置(BLS:Basic Life Support)」に関する知識を問うものです。


一次救命処置は、心停止や呼吸停止などの緊急時に行う処置です。


医療従事者でなくても実施できる基本的な処置です。

 

具体的には、心肺蘇生(CPR)やAEDの使用などが含まれます。

選択肢1. 気管挿管

気管挿管は、気道を確保するために行われる医療行為です。

 

医師や一部の医療従事者が実施します。

 

呼吸管理のための二次救命処置(ALS:Advanced Life Support)に分類されます。

 

一次救命処置には該当しないので、この選択肢は不正解です。

選択肢2. 酸素吸入

酸素吸入は、呼吸状態の改善を目的として行う処置です。

 

緊急時の呼吸管理として重要です。

 

しかし、医療従事者による処置であり、一次救命処置の範疇には含まれません。

 

したがって、不正解です。

選択肢3. 静脈路の確保

静脈路の確保は、点滴や薬剤の投与を行うために血管にカテーテルを挿入する処置です。

 

これも医療従事者が行うもので、二次救命処置に該当します。

 

一次救命処置ではないので、この選択肢は不正解です。

選択肢4. AEDによる除細動

AED(自動体外式除細動器)は、心停止患者の心臓を電気ショックで正常なリズムに戻すために使用される機器です。

 

AEDは医療資格を持たない一般市民でも使用が認められています。

 

一次救命処置に含まれます。

 

よって、この選択肢が正解です。

まとめ

一次救命処置は、心肺蘇生(CPR)やAEDの使用します。

 

心停止や呼吸停止の患者の命をつなぐために行われる重要な初期対応です。

 

選択肢の中でAEDによる除細動が一次救命処置に該当します。

 

気管挿管や酸素吸入、静脈路の確保などはすべて二次救命処置に含まれるために不正解です。

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