あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午前 問44

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午前 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

発作前に視野がチカチカしたり、暗くなったりする頭痛はどれか。
  • 片頭痛
  • 緊張型頭痛
  • 群発頭痛
  • くも膜下出血に伴う頭痛

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この過去問の解説 (3件)

01

頭痛は、一次性頭痛と二次性頭痛に分けられます。
一次性頭痛とは、
緊張型頭痛、片頭痛、群発性頭痛、薬剤過多による頭痛など
二次性頭痛とは、
クモ膜下出血、頭蓋内動脈解離、脳腫瘍、髄膜炎、脳内出血などのことです。

 

このうち、覚えておきたい症状のエピソードとしては、


緊張型頭痛における、
ハチマキをされたような、締め付けられているようなというエピソード

 

クモ膜下出血(脳動脈瘤破裂)における、
ハンマーで殴られたような痛み、カーンという音がした、突然の激しい頭痛(雷鳴頭痛)

 

そして、片頭痛の前兆症状として、
キラキラやギザギザが見える、また一部視野欠損が起こるなど(閃輝暗点)は、覚えておきましょう。

 

選択肢1. 片頭痛

正解です。

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02

頭痛には一次性頭痛と二次性頭痛とがあります。そのうち一次性頭痛は片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあり、二次性頭痛にはくも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎、慢性硬膜下血腫、緑内障、副鼻腔炎などの種類があります。

選択肢1. 片頭痛

片頭痛は拍動性の痛みで、発作前に光、音、臭過敏などの前駆症状が出ることがあります。なので、これが正解であると考えられます。

選択肢2. 緊張型頭痛

緊張型頭痛は締め付けられるような痛みで、ストレスや首肩のコリが誘因となります。

選択肢3. 群発頭痛

群発頭痛はえぐられるような激しい痛みで、随伴症状として流涙、鼻漏、ホルネル症候群などの自律神経症状があります

選択肢4. くも膜下出血に伴う頭痛

くも膜下出血では突然の激しい頭痛が特徴です。
 

まとめ

前兆のある片頭痛は30%ほどで、疲労感、集中困難、失神、首・肩のコリ、光・音過敏などの前駆症状の後、閃輝暗点などの前兆が起こり、片頭痛発作へと進行します。
 

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03

この問題は、頭痛の原因として考えらる病態を予測することが求められます。

 

・発作前に視野がチカチカする

・暗くなったりする

 

この特徴から考えられる頭痛の原因を予測しましょう。

選択肢1. 片頭痛

片頭痛は発作的に強い頭痛が片側に起こることが特徴です。

 

また、発作前に視野がチカチカしたり、暗くなったりする前兆(オーラ)を伴うことが多いです。

 

本問題と合致する症状です。

 

よってこの選択肢が正解です。

選択肢2. 緊張型頭痛

緊張型頭痛は、頭全体が締め付けられるような痛みが特徴です。

 

緊張型頭痛は筋肉の緊張やストレスが原因とされています。

 

基本的に視野がチカチカしたり、暗くなったりする前兆(オーラ)は出現しません。

 

よってこの選択肢は不適切です。

選択肢3. 群発頭痛

群発頭痛は、片側の目の奥に非常に強い痛みがあります。

 

また、涙や鼻水が出ることが特徴です。

 

発作は数週間から数か月の間に集中的に起こることがあります。

 

視野がチカチカしたり、暗くなったりする前兆(オーラ)はありません。

 

よってこの選択肢は不適切です。

選択肢4. くも膜下出血に伴う頭痛

くも膜下出血に伴う頭痛は、突然の激しい頭痛が特徴です。


「人生で最悪の頭痛」と表現されることもあります。

 

くも膜下出血に伴う頭痛の場合、緊急の医療処置が必要です。

 

視野がチカチカしたり、暗くなったりする前兆(オーラ)は一般的にはありません。

 

よってこの選択肢は不適切です。

まとめ

発作前に視野がチカチカしたり、暗くなったりするのは片頭痛です。

 

頭痛には重篤な疾患が原因の場合もあります。

 

それぞれの症状の特徴を正確に覚えておく必要があります。

 

 

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