あん摩マッサージ指圧師 過去問
第32回(2024年)
問70 (午前 問70)
問題文
近年の下肢切断の原因で最も頻度が高いのはどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 問70(午前 問70) (訂正依頼・報告はこちら)
近年の下肢切断の原因で最も頻度が高いのはどれか。
- 労働災害
- 悪性腫瘍
- 交通事故
- 糖尿病性足部壊疽
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この過去問の解説 (3件)
01
切断の原因として、外傷、腫瘍、感染、末梢循環障害、先天性障害などがあります。
以前は労働災害での切断が多くみられましたが近年は減少しています。
悪性腫瘍も切断の原因の1つです。
以前は交通事故による切断が多くみられましたが近年は減少しています。
循環障害による切断が増えており、これが正解であると考えられます。
血管原性の切断は高齢者に多く、依存症や原疾患の重篤化が問題となります。
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02
この問題は、近年の下肢切断の傾向について問われています。
近年の社会環境の状況や変化を想起できると正解にたどりつくことができます。
それぞれの選択肢を見ていきましょう。
労働災害による下肢切断は、工場や建設現場での事故などが原因となります。
近年では労働環境の改善や安全対策の強化により、その発生頻度は減少傾向にあります。
この選択肢は不正解です。
悪性腫瘍による下肢切断もありますが、早期発見と治療技術の進歩により、下肢切断に至るケースは比較的少なくなっています。
この選択肢は不正解です。
交通事故は重大な外傷を引き起こし得るため、下肢切断の原因の一つです。
しかし、近年の交通事故件数や重傷事故の減少に伴い、発生頻度は減少しています。
この選択肢は不正解です。
糖尿病性足部壊疽は、糖尿病患者の合併症としてよく見られます。
特に血糖コントロールが不十分な場合に発生します。
糖尿病患者数の増加に伴い、これが下肢切断の最も頻度が高い原因となっています。
この選択肢が正解です。
近年の下肢切断の原因で最も頻度が高いのは、糖尿病性足部壊疽です。
それ以外の選択肢は、労働環境や生活環境の改善によって発生件数が少なくなっています。
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03
下肢切断の原因は、
外傷性と血行障害性に大別され、
その他、腫瘍や先天性疾患などによるものが
あります。
労働災害による下肢切断は、
労働環境の改善等に伴い、
発生頻度は減少していると考えられます。
下肢に発生した悪性腫瘍では、
治療の一環として下肢を切断する場合が
ありますが、
医療技術の進歩等に伴い、
以前に比べ減少してきていると考えられます。
交通事故による下肢切断は、
近年交通事故数が減少しており、
その発生頻度も低下しているものと
考えられます。
近年の糖尿病患者の増加に伴い、
足部壊疽患者数とともに
下肢切断の頻度が
高くなっているといわれていますので、
これが正解であると考えられます。
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