あん摩マッサージ指圧師 過去問
第32回(2024年)
問73 (午前 問73)

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 問73(午前 問73) (訂正依頼・報告はこちら)

大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換術後のリハビリテーションで正しいのはどれか。
  • 早期から入浴動作訓練を行う。
  • 早期から関節可動域訓練は最大域まで行う。
  • 早期から健側の筋力強化訓練も行う。
  • 術後8週から荷重を開始する。

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この過去問の解説 (3件)

01

大腿骨頸部骨折は高齢者に多発し、寝たきりの原因となる主要疾患です。骨粗しょう症と転倒が骨折の原因となります。

選択肢1. 早期から入浴動作訓練を行う。

早期には寝たきりに伴う認知機能の低下、関節の拘縮、筋力低下などの予防を目的に座位や起立、歩行などの日常生活動作の訓練を行います。

選択肢2. 早期から関節可動域訓練は最大域まで行う。

徐々に可動域を大きくしていきます。

選択肢3. 早期から健側の筋力強化訓練も行う。

健側の筋力萎縮の予防のために行います。なので、これが正解であると考えられます。

選択肢4. 術後8週から荷重を開始する。

術後一週間で荷重を開始します。

まとめ

大腿骨頸部骨折では、できるだけ早く手術により骨折の強固な固定、または人工骨頭置換を行い、早期リハビリテーションをおこないます。

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02

この問題は、大腿骨頸部骨折に対するン人工骨頭置換術後のリハビリテーションについて正しい知識を問うものです。

 

手術後のリハビリテーションは炎症や血圧管理などリスク管理が重要になります。

 

リハビリの適切なタイミングと方法を理解することが重要です。

選択肢1. 早期から入浴動作訓練を行う。

術後早期に入浴動作を行うことは感染のリスクを高める可能性があります。

術後早期のリハビリテーションは、立ち上がり動作などの基本的動作練習など負荷の少ない練習から開始します。

 

この選択肢は不正解です。

選択肢2. 早期から関節可動域訓練は最大域まで行う。

術後早期に関節可動域訓練を最大域まで行うと術部に過度な負担をかけてしまいます。

 

そして、再び損傷を引き起こすリスクがあります。

 

リハビリテーションは段階的に行う必要があるため、この選択肢は不正解です。

選択肢3. 早期から健側の筋力強化訓練も行う。

健側の筋力強化訓練は、術後早期から行うことで全体的な身体機能の回復を促進します。

 

術後の体力低下を防ぐための適切なアプローチです。

 

この選択肢は正解です。

選択肢4. 術後8週から荷重を開始する。

術後8週から荷重開始は明らかに遅いです。

 

人工骨頭置換術後の荷重は術後早期から疼痛に応じて進めていきます。

 

術後早期から適切な荷重を開始することで、筋力や骨密度の低下を防ぐことができます。

 

この選択肢は不正解です。

まとめ

大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換術後のリハビリテーションで正しいのは、早期から健側の筋力強化訓練も行うです。

 

通常のリハビリテーションであれば、疼痛に応じて早期離床そして早期荷重が基本です。

 

適切なリハビリテーションは、患者の全体的な回復を促進して術後の合併症を防ぐために重要です。

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03

大腿骨頸部骨折は、

高齢者に多い骨折のひとつです。

 

人工骨頭置換術は、骨折部を切除し、

人工的に作られた骨頭に置き換える手術です。

選択肢1. 早期から入浴動作訓練を行う。

早期から実施するリハビリテーションでは、

寝返りや起き上がりなどの

基本的な動作訓練を行います。

 

入浴動作訓練は、創部の状態が安定し、

脱臼のリスクが少なくなった頃に実施されます。

 

選択肢2. 早期から関節可動域訓練は最大域まで行う。

関節可動域訓練は、脱臼予防のため、

早期に最大域まで行うことはないと

考えられます。

選択肢3. 早期から健側の筋力強化訓練も行う。

筋力低下予防の観点からも、

早期から健側の強化訓練を行うことは

適切であるといえますので、

これは正しいと考えられます。

選択肢4. 術後8週から荷重を開始する。

荷重開始時期は、

手術の状況や患者の骨の状態などを

考慮して決定されます。

 

術後8週から荷重を開始するとはいえません。

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