あん摩マッサージ指圧師 過去問
第32回(2024年)
問77 (午前 問77)
問題文
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「87歳の女性。昨日から右膝痛と38℃の発熱が出現した。右膝関節に熱感、腫脹及び膝蓋跳動を認める。関節液の偏光顕微鏡観察で結晶を認めた。」
最も可能性の高い疾患はどれか。
「87歳の女性。昨日から右膝痛と38℃の発熱が出現した。右膝関節に熱感、腫脹及び膝蓋跳動を認める。関節液の偏光顕微鏡観察で結晶を認めた。」
最も可能性の高い疾患はどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 問77(午前 問77) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「87歳の女性。昨日から右膝痛と38℃の発熱が出現した。右膝関節に熱感、腫脹及び膝蓋跳動を認める。関節液の偏光顕微鏡観察で結晶を認めた。」
最も可能性の高い疾患はどれか。
「87歳の女性。昨日から右膝痛と38℃の発熱が出現した。右膝関節に熱感、腫脹及び膝蓋跳動を認める。関節液の偏光顕微鏡観察で結晶を認めた。」
最も可能性の高い疾患はどれか。
- 偽痛風
- 関節リウマチ
- 膝半月板損傷
- 化膿性膝関節炎
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、関節液中に結晶が見られる疾患の鑑別診断ができるかが重要になります。
膝関節の痛みと炎症の原因として考えられる疾患から特に結晶の存在が示唆する病態を識別することが求められます。
それぞれの選択肢を見ていきましょう。
偽痛風は、ピロリン酸カルシウム結晶が関節液中に沈着することによって関節炎を引き起こします。
症状として、急性の関節痛、腫脹、熱感が見られます。
そして、偏光顕微鏡で結晶が確認されます。
この症例の膝関節における結晶の存在は偽痛風に合致するため、正解です。
関節リウマチは自己免疫性疾患です。
通常は慢性で多関節に対称性の関節炎を引き起こします。
また、関節液中に結晶は見られません。
したがって、この選択肢は不正解です。
膝半月板損傷は、外傷性の損傷によって生じる膝関節の痛みと機能障害を特徴とします。
発熱や関節液中の結晶は典型的な症状ではありません。
選択肢としては不適切です。
化膿性膝関節炎は、細菌感染による急性の関節炎です。
発熱と関節腫脹が特徴です。
しかし、関節液中に結晶は見られません。
したがって、この選択肢は不正解です。
この症例では、膝関節の痛みと炎症に加えて関節液中に結晶が認められたことから、偽痛風が最も可能性の高い疾患です。
他の選択肢は、結晶の存在を説明することができないため、この問題においては適切ではありません。
偽痛風は、急性の膝関節痛と炎症を引き起こす代表的な疾患であると覚えておきましょう。
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02
高齢である点や、関節液の偏光顕微鏡関節にて結晶を認めた点から鑑別します。
偽痛風は高齢者に好発し、多くは膝関節に起こり、疼痛、腫脹、しばしば発熱がみられます。確定診断は、関節駅偏光顕微鏡検査でのピロリン酸カルシウム結晶が認められます。なので、これが正解であると考えられます
関節リウマチの好発年齢は20~50代で、多発性、対称性の関節炎、血清検査によるリウマトイ因子陽性、CRP陽性、骨・関節X線検査での関節変化がみられます。
半月板損傷はスポーツ中の若年者や中高年に好発し、受傷時の疼痛、関節腫脹、引っかかり感、可動域制限などがみられ、マクマレーテストやアプレーテストが陽性となります。
化膿性関節炎は小児では股関節、成人では膝関節に好発します。
化膿性関節炎との鑑別が重要です。化膿性関節炎の多くは医原性であるため、関節穿刺後、2~4日で激痛・腫脹が出現したら化膿性関節炎を疑います。
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03
87歳の女性は、
昨日から右膝痛と、
38℃の発熱が出現していました。
また、右膝関節に熱感、腫脹及び
膝蓋跳動を認め、
関節液の偏光顕微鏡観察で
結晶を認めたとのことでした。
偽痛風は、
ピロリン酸カルシウム二水和物が
関節軟骨などに沈着し炎症を起こすために
生じる疾患です。
女性の症状と、
関節液内に結晶を認めたとのことから、
偽痛風である可能性が高いといえますので、
これが正解であると考えられます。
関節リウマチは、
関節内の滑膜組織が
異常増殖することにより、
関節内に慢性炎症を生じる疾患です。
関節のこわばりや痛み、微熱、
倦怠感などの症状がみられます。
膝半月板損傷は、膝関節にある
半月板の損傷です。
膝の屈伸時に痛みを伴うほか、
引っ掛かるような感じが
することもあります。
化膿性膝関節炎は、
膝関節に細菌などが入り込み、
化膿する疾患です。
発熱や、関節の痛み、
腫脹などがみられますが、
関節液内に結晶は生じません。
膝蓋跳動は、
膝関節内に関節液が多量に
貯留していることを示唆します。
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