あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午後 問5

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午後 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

肝が剋する臓の生理作用はどれか。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、五行説に基づく臓腑の相生・相剋関係を理解することが重要です。

 

肝は五行の木に属して土に属する脾を剋します。

 

したがって、肝が剋する臓器である脾の生理作用を知ることがポイントになります。

選択肢1. 統血を主る。

統血を主るのは脾の生理作用です。

 

脾は血液を制御して体内での漏れを防ぐ役割を持っています。

 

肝が脾を剋するため、この選択肢が正解となります。

選択肢2. 血を主る。

血を主るのは肝の生理作用です。

 

肝は血を貯蔵して体内の血量を調整する役割を果たします。

 

このため、肝が剋するのは脾です。

 

この選択肢は肝自体の作用を示しているため不正解です。

選択肢3. 気を主る。

気を主るのは肺の生理作用です。

 

肺は呼吸を通じて気を取り入れて全身に循環させる働きを持ちます。

 

この選択肢は肺の作用を示しているため不正解です。

選択肢4. 精を蔵する。

精を蔵するのは腎の生理作用です。

 

腎は体内の精を貯蔵して成長や生殖に関与します。

 

この選択肢は腎の作用を示しているため不正解です。

まとめ

臓腑の相生・相剋関係を正しく理解していると正解できる問題でした。

 

正解の選択肢だけでなく、各選択肢における臓の生理作用を正しく覚えるようにしましょう。

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02

肝が剋する臓は脾なので、脾の生理作用を選びます。

選択肢1. 統血を主る。

統血とは気の固摂作用により血が脈中から漏れ出るのを防ぐ作用のことです。脾は気の源となる水穀の精微を吸収し、全身の気の量は脾の機能に左右されます。そのため、統血という機能は脾が主っています。なので、これが正解であると考えられます。

選択肢2. 血を主る。

血を主るのは心です。心は血液循環の原動力となります。

選択肢3. 気を主る。

気を主るのは肺です。肺は宗気の化生と衛気の輸布に関与するとともに、気を上下内外に動かします。

選択肢4. 精を蔵する。

腎を蔵するのは腎です。精は腎を貯蔵し性の生理作用や全身の生理活動の調節を行います。

まとめ

相生関係、相克関係などそれぞれの臓腑の関係性を復習しておきましょう。

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