あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午後 問8

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午後 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

「めまい、痒み、けいれん」を起こす病邪はどれか。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、中医学の観点から病邪(病気を引き起こす要因)についての理解を問うものです。

 

めまい・痒み・けいれんを起こす病邪を選択肢から選びましょう。

選択肢1. 風邪

風邪は動きのある病邪で急変する症状を引き起こします。

 

具体的には、めまい・痒み・けいれんといった症状が特徴です。

 

風邪は体の表面に作用して筋肉や皮膚に影響を与えるため、これらの症状が起こりやすくなります。

 

この選択肢が正解です。

選択肢2. 寒邪

寒邪は冷たい性質を持ち、血液循環を阻害して筋肉や関節の痛み、寒気を引き起こします。

 

寒邪が引き起こす症状としては、痛みや硬直があります。

 

めまいや痒み、けいれんは主な症状ではありません。

 

この選択肢は不正解です。

 

選択肢3. 湿邪

湿邪は重くて粘り気のある性質を持ち、体の重だるさ、むくみを引き起こします。

 

湿邪による症状は、胃腸の不調や体の重さです。

 

めまい、痒み、けいれんとは異なります。

 

この選択肢は不正解です。

選択肢4. 燥邪

燥邪は乾燥した性質を持ち、乾燥による肌荒れや喉の乾燥を引き起こします。

 

乾燥による症状が中心です。

 

めまい、痒み、けいれんとは関係が乏しいです。

 

この選択肢は不正解です。

まとめ

めまい・痒み・けいれんといった症状は、風邪によって引き起こされることが多いです。

 

風邪は変化の激しい特性があります。

 

体の不調をきたす病邪の特徴を覚えておきましょう。

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02

風邪、寒邪、暑邪、湿邪、燥邪、火邪の6種類の外邪の総称を六淫といいます。

選択肢1. 風邪

風邪は四季を通して現れ、軽揚性、開泄性、遊走性という特徴があります。人体の上部、体表、肺などに影響を及ぼすことが多く、頭痛、鼻づまり、咽喉部の痒みや痛み、眼瞼および顔面の浮腫、悪風、汗が多く出る、けいれん、振戦などの症状が現れやすいです。なので、これが正解であると考えられます。

選択肢2. 寒邪

寒邪は寒冷性、凝滞性、収引性という特徴があります。悪寒、寒がり、四肢の冷え、疼痛、こわばり、四肢の冷えなどが起こります。

選択肢3. 湿邪

湿邪は重濁性、粘滞性、下注性といった特徴があり、脾を損傷しやすいです。頭や身体の重さ、四肢のだるさ、目やにが多い、粘液便、小便混濁、帯下が多いなどの症状が現れます。

選択肢4. 燥邪

燥邪は秋に出現することが多く、乾燥性が特徴です。口や鼻おとび皮膚の乾燥、咳嗽、喘息、喀痰困難、血痰などが起こります

まとめ

六淫による病には
・季節や環境と肝経がある
・単独または複数で侵襲する
・体表から侵襲する
・陰邪(湿・寒)と陽邪(風・暑・燥・火)に分類される
などの特徴があります。
 

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