あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午後 問14

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午後 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

「健忘、難聴」を呈する症例でみられる五声はどれか。

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この過去問の解説 (2件)

01

五声は五臓と関連して人体から発せられる声のことです。健忘や難聴は腎に関係する病証でみられます。

選択肢1. 哭

泣き声のことです。

選択肢2. 呻

呻き声のことです。五行色体では腎に対応しますので、これが正解であると考えられます。

選択肢3. 歌

歌声のことです。

選択肢4. 呼

大声で呼ぶような声のことです。

まとめ

哭は肺の病証、歌は脾の病証、呼は肝の病証と関連しています。

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02

この問題では、東洋医学の五声(ごせい)と五臓(ごぞう)の関係性について理解することが求められています。

 

五声とは、五臓の機能状態が現れる声の種類を指します。

 

選択肢に挙げられている五声は、それぞれ特定の臓器と関連してします。

 

症例に応じて適切な五声を選択することがポイントです。

選択肢1. 哭

哭は、泣き声やすすり泣きのような声を指します。

 

五臓の「肺」と関連しています。

 

肺が弱っている場合、悲しみや憂いの感情が強まり、泣きたくなるような声になります。

 

健忘や難聴とは関連がないため、この選択肢は不正解です。

選択肢2. 呻

呻は、うめき声のような声を指します。

 

五臓の「腎」と関連しています。

腎は骨や耳、記憶に深い関わりがあります。

 

腎が弱ると健忘や難聴などの症状が出やすくなります。

 

この選択肢が正解です。

選択肢3. 歌

歌は、歌うような調子の声を指します。

 

五臓の「脾」と関連しています。

 

脾は消化吸収や筋肉と関係しています。

 

脾が弱ると気力が低下し、怠さや消化不良などの症状が出やすくなります。

 

健忘や難聴とは直接的な関連がないため、この選択肢は不正解です。

選択肢4. 呼

呼は、呼びかけるような声や大きな声を指します。

 

五臓の「肝」と関連しています。

 

肝は気の巡りや精神活動に影響を与え、怒りやイライラ感が強まると「呼」の声が現れやすくなります。

 

健忘、難聴とは関係しないため、この選択肢は不正解です。

まとめ

健忘や難聴は五臓の「腎」と関連する症状です。

 

腎の異常は「呻」という声に現れるため、正しい五声は「呻」です。

 

腎が弱ることで記憶力の低下や聴覚の不調が起こりやすくなります。

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