あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午後 問15

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午後 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

東洋医学に基づく治療について最も適切なのはどれか。
  • 按蹻は日本独自の手技療法である。
  • 湯液療法(和漢薬)では証を立てない。
  • 直接灸は皮膚に輻射熱を与える。
  • 鍼治療は特定の部位に機械的刺激を与える。

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この過去問の解説 (2件)

01

東洋医学には、鍼灸、湯液、気攻、導引、按蹻など様々な治療法が含まれています。

選択肢1. 按蹻は日本独自の手技療法である。

按蹻は筋を揉んでのびやかにする治療法で、中国から伝わったものです。

選択肢2. 湯液療法(和漢薬)では証を立てない。

湯液療法も、患者の病証に応じて運用されます。

選択肢3. 直接灸は皮膚に輻射熱を与える。

輻射熱は利用するのは間接灸です。

選択肢4. 鍼治療は特定の部位に機械的刺激を与える。

鍼治療は、一定の方式に従い、身体表面の一定部位に機械的刺激を与え、治癒を促すものです。なので、これが正解であると考えられます。
 

まとめ

気功は呼吸法と体操などを合わせた鍛錬法、導引は気功のもとになっていた運動法です。

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02

この問題は、東洋医学の治療法についての理解を問うものです。

 

各選択肢には
 

・按蹻

・湯液療法(和漢薬)

・灸療法

・鍼治療


と東洋医学の代表的な治療法についての説明が含まれています。

 

それぞれの治療法の特徴や原理を正確に理解しておくことが重要です。

選択肢1. 按蹻は日本独自の手技療法である。

按蹻(あんきょう)は、中国の伝統的な手技療法の一つです。

 

主に手や足を使って経絡や経穴を刺激し、気血の流れを整える治療法です。

 

日本独自の治療法ではなく、中国発祥の伝統的な手技療法です。

 

この選択肢は不正解です。

選択肢2. 湯液療法(和漢薬)では証を立てない。

湯液療法(和漢薬)は、東洋医学における薬物療法です。

 

証(しょう)を立てることが治療の基本となります。

 

証とは、患者の体質や症状の原因を分析して治療方針を決定するための診断です。

 

証を立てずに治療を行うことはありません。
 

この選択肢は不正解です。

選択肢3. 直接灸は皮膚に輻射熱を与える。

直接灸は、もぐさを皮膚に直接置いて点火して熱を皮膚に伝えることで刺激を与える治療法です。

 

この方法は輻射熱を与えるというよりも、灸点火時の熱刺激が皮膚に直接伝わる点が特徴です。

 

したがって、輻射熱を与えるという表現は適切ではありません。

 

この選択肢は不正解です。

選択肢4. 鍼治療は特定の部位に機械的刺激を与える。

鍼治療は、経穴と呼ばれる特定の部位に鍼を刺入することで機械的刺激を与え、気血の流れを整える治療法です。

 

鍼がもたらす刺激は、神経系や血流などに影響を与え、体の調整を促します。

 

よって、この説明は正しいです。

 

この選択肢が正解です。

まとめ

東洋医学の各治療法は、それぞれ異なる原理や作用機序を持っています。

 

今回の問題では、鍼治療が特定の部位に機械的刺激を与える治療法であることが正しい選択肢です。

 

他の選択肢は、説明内容に誤りがあるため不正解となります。

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