あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午後 問16

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午後 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

経脈と流注の組合せで正しいのはどれか。
  • 手の三陰経 ―― 手から顔面部
  • 手の三陽経 ―― 胸部から手
  • 足の三陰経 ―― 胸腹部から足
  • 足の三陽経 ―― 顔面部から足

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、経脈(けいみゃく)の流注の組み合わせについての理解を問うものです。

 

東洋医学では、十二経脈が陰経と陽経に分けられ、それぞれが特定のルートを通って体内を循環しています。

 

経脈の流れを理解することは、経穴の位置や治療の選択に重要な知識となります。

選択肢1. 手の三陰経 ―― 手から顔面部

手の三陰経は以下の3つです。

 

・手の太陰肺経

・手の厥陰心包経

・手の少陰心経

 

いずれも、胸部から始まり手に向かって流れる経脈で顔面部には至りません。

 

したがって、この組み合わせは不正解です。

選択肢2. 手の三陽経 ―― 胸部から手

手の三陽経は以下の3つです。

 

・手の陽明大腸経

・手の少陽三焦経

・手の太陽小腸経

 

いずれも手から始まり、肩や頭部に向かって流れる経脈です。

 

胸部から手に流れる経脈ではないため、この組み合わせも不正解です。

選択肢3. 足の三陰経 ―― 胸腹部から足

足の三陰経は以下の3つです。

 

・足の太陰脾経

・足の厥陰肝経

・足の少陰腎経

いずれも足の末端から胸腹部へと流れるため、「胸腹部から足」という流れは誤りです。


この選択肢は不正解です。

選択肢4. 足の三陽経 ―― 顔面部から足

足の三陽経は以下の3つです。

 

・足の陽明胃経

・足の少陽胆経

・足の太陽膀胱経


いずれも頭部から足へと流れるため、「顔面部から足」という表現と一致します。

 

この選択肢が正解です。

まとめ

本問題では、経脈の流注を理解していることが求められます。
 

「足の三陽経」の流注は「顔面部から足」へと流れるため、正しい組み合わせです。

 

正解以外の選択肢も、経脈の流れとその流注についての理解を深めておきましょう。

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02

手の三陰経は肺経・心経・心包経、手の三陽経は大腸経・三焦経・小腸経、足の三陰経は脾経・肝経・腎経・足の三陽経は胃経・胆経・膀胱系となります。

選択肢1. 手の三陰経 ―― 手から顔面部

手の三陰経は、胸部から手に流注します。

選択肢2. 手の三陽経 ―― 胸部から手

手の三陽経は、手から顔面部に流注します。

選択肢3. 足の三陰経 ―― 胸腹部から足

足の三陽経は、足から胸腹部に流注します。

選択肢4. 足の三陽経 ―― 顔面部から足

足の三陽経は、頭部から足に流注します。なので、これが正解であると考えられます。

まとめ

十二経脈の走行と相互の接続には一定の法則がありますので、しっかりと理解しておきましょう。

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