あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回（2024年）
午後 問17

郄穴は正経１２経脈のほか、奇経八脈の陰きょう脈、陽きょう脈、陽維脈、陰維脈にも１つずつあり、計１６穴となります。

募穴は臓腑にそれぞれ１つずつありますが、必ずしもその同名の臓腑の経脈上にはありません。

奇穴は、十四経脈以外に鍼・灸の術を施して効果のあるところを定めたものです。なので、これが正解であると考えられます。

絡穴は十四経脈に１つずつあるほか、脾の大絡に１つあり、全部で１５穴あります。

郄穴（げきけつ）は、各経脈上に存在して急性疾患や痛みに対して有効とされる経穴です。
 

12の経脈と任脈、督脈にそれぞれ郄穴が存在するため、経脈に所属します。

この選択肢は不正解です。

募穴（ぼけつ）は、各臓腑の気が集まる場所であり、胸腹部に存在する特定の経穴です。

募穴は各臓腑に対応し、経脈との関連性が深いため、経脈に所属します。

この選択肢は不正解です。

奇穴（きけつ）は、経脈に属さない特異的な経穴のことです。

経脈の流れとは無関係に独立して存在します。
 

これらは通常の経脈上には存在しないため、経脈に所属しません。
 

この選択肢が正解です。

絡穴（らくけつ）は、各経脈における表裏の関係にある経脈を結びつける重要な経穴です。
 

各経脈にそれぞれの絡穴が存在するため、経脈に所属します。

この選択肢は不正解です。