あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午後 問39

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午後 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

変形性股関節症による股関節痛の局所治療穴として最も適切なのはどれか。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では、変形性股関節症による股関節痛に対する最も適切な局所治療穴を選択することが求められています。

変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減ることで立ち上がりや歩行中に股関節痛が出現する疾患です。


治療穴を選択する際には、痛みの部位と関連する経穴の知識が必要です。

選択肢1. 委中

委中(いちゅう)は、膝裏にある経穴で、腰痛や下肢の痛みに効果があります。

股関節の痛みには直接的な効果は期待できません。

よって、この選択肢は不正解です。

選択肢2. 殷門

殷門(いんもん)は、大腿の後側にある経穴で下肢の痛みやしびれに効果があります。

しかし、股関節の痛みには直接的な効果は期待できません。

この選択肢も不正解です。

選択肢3. 環跳

環跳(かんちょう)は、股関節の外側、臀部に位置する経穴です。

股関節の痛みに対する局所治療穴として最も適切です。

この選択肢が正解です。

選択肢4. 血海

血海(けっかい)は、大腿の内側にある経穴で、婦人科系の問題や膝の痛みに効果があります。

股関節の痛みには直接的な効果は期待できません。

この選択肢も不正解です。

まとめ

変形性股関節症による股関節痛に対する最も適切な局所治療穴を特定する必要がありました。

正解は「環跳」であり、股関節の外側、臀部に位置する経穴です。

他の選択肢である「委中」、「殷門」、「血海」は、それぞれ腰痛や下肢の痛み、膝の痛みには効果があります。

 

しかし、股関節の痛みには直接的な効果は期待できません。

臨床では、適切な経穴を選択することで効果的な治療を行えるようになります。

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