あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午後 問47
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午後 問47 (訂正依頼・報告はこちら)
四診法と症状の組合せで正しいのはどれか。
- 望診 ―― 盗汗
- 聞診 ―― 眩暈
- 問診 ―― 小便不利
- 切診 ―― 経早
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この過去問の解説 (3件)
01
四診法は望診、聞診、問診、切診の4つの診察法の総称です。
望診とは、視覚的に観察することで身体の状態を知るものです。具体的には、精神・意識・顔色・眼光・言語の応答・身体の動きの状態、顔色や皮膚の色艶、排泄物、鼻水や痰、月経血、帯下などの分泌物の色、体型、姿勢、動き、舌などを観察します。
盗汗は寝汗のことで、睡眠中に汗を多くかき目覚めると汗は止まるもので、問診で確認します。
聞診とは、身体から発する音と臭いを聞き、身体の状態を知るものです。具体的には、発語時の音声や話し方、呼吸音、言語表現や応対能力の異常、気味などを観察します。
眩暈はめまいのことで、問診で確認します。
問診とは、患者やその付き添いとの対話から身体の状態を知るものです。
小便不利は、尿量の減少ですので、これが正解であると考えられます。
切診とは、術者が直接患者の身体に触れ、触覚や患者の感覚により身体の状態を知るものです。腹診、切経、経穴診、脈診などが含まれます。
経早は頻発月経のことで、問診に含まれます。
望診は神技、聞診は聖技、問診は工技、切診は巧技ともあらわされます。
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02
四診法とは
視覚、聴覚、聴覚、臭覚、(味覚)を使い診察していく方法です。
望診、聞診、問診、切診があります。
望診とは目で見て診察する方法です。
盗汗とは寝汗を指しますが
診察に来た際に寝汗を観察することは難しいので
不正解となります。
聞診とは症状を聞き取るのではなく
患者さんの呼吸や咳などを直接聞き取り、診察する方法です。
眩暈は患者からの聴取などにより判明するので不正解です。
問診は患者から症状を聞き取る診察方法です。
小便の状態然り
身体の調子を患者本人から聴取することによって判明します。
よって正解です。
切診とは脈などに触れ診察する方法です。
経早とは月経周期が早くなる症状です。
問診により聴取できるため不正解です。
東洋医学と西洋医学の違いも理解しながら
知識をつけておくことも重要になります。
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03
四診法は東洋医学における診断法の基本です。
以下4つに分類されます。
・望診
・聞診
・問診
・切診
それぞれの方法でどのような症状を診るのかを理解することが重要です。
望診は患者の外観・顔色・体態・舌などを観察する診断法です。
盗汗(寝汗)は、観察ではなく問診で患者に尋ねるべき症状です。
よって不正解です。
聞診は患者の声の様子や呼吸音などを聞き取る診断法です。
眩暈(めまい)は聴くことでは診断できないため、この組合せは不正解です。
問診は患者に直接質問して症状や病歴を確認する方法です。
小便不利(排尿困難)は患者に質問して確認する症状であり、この組合せは正解です。
切診は触診や脈診など実際に患者の身体に触れて診断する方法です。
経早(早い月経周期)は触診で診ることはできないため、この組合せは不正解です。
四診法と症状の組合せで正しいのは「問診ー 小便不利」です。
東洋医学では4つの診断法を駆使して正確に患者の状態を把握することが重要です。
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