あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午後 問64

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午後 問64 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「48歳の女性。主訴は前頭部痛。頭重感を伴い、ぼんやりとしている。舌質は胖大、歯痕、舌苔は白膩、脈は滑を認める。」

痛みの部位と経脈の関係を踏まえて絡穴に施術する場合、最も適切なのはどれか。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では、前頭部痛の症例に対して適切な経脈とその絡穴を選ぶことが求められます。

 

症例の詳細を理解し、痛みの部位と経脈の関係を踏まえた施術を考えることがポイントです。

選択肢1. 豊隆

豊隆は胃経の絡穴です。

 

胃経は前頭部を通過するため、前頭部痛に対して有効です。

 

また、症例の舌診と脈診(胖大、歯痕、白膩、滑)は、痰湿の存在を示唆しています。

 

痰湿の除去には胃経の調整が有効です。

 

よって、この選択肢が最も適切です。

選択肢2. 飛揚

飛揚は膀胱経の絡穴です。

 

膀胱経は後頭部や背中を通過しますが、前頭部痛には直接関連しません。

 

痛みの部位と経脈の関係を考えると、この選択肢は不適切です。

選択肢3. 蠡溝

蠡溝は肝経の絡穴です。

 

肝経は頭頂部や側頭部を通過しますが、前頭部痛には直接関連しません。

 

この選択肢は不適切です。

 

選択肢4. 光明

光明は胆経の絡穴です。

 

胆経は側頭部を通過しますが、前頭部痛には直接関連しません。

 

痛みの部位と経脈の関係を考えると、この選択肢は不適切です。

まとめ

今回の症例において、前頭部痛に対して適切な絡穴は胃経の絡穴である豊隆です。

 

この経穴を活用することで、前頭部痛の緩和が期待できます。

 

症例の詳細な舌診と脈診に基づいても、豊隆を選ぶことが適切といえます。

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