あん摩マッサージ指圧師 過去問
第32回(2024年)
問146 (午後 問66)
問題文
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「46歳の女性。右股関節痛がある。臼蓋形成不全による変形性股関節症と診断され、股関節外転筋の筋力低下がある。」
筋力低下がみられる筋への施術部位として最も適切なのはどれか。
「46歳の女性。右股関節痛がある。臼蓋形成不全による変形性股関節症と診断され、股関節外転筋の筋力低下がある。」
筋力低下がみられる筋への施術部位として最も適切なのはどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 問146(午後 問66) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「46歳の女性。右股関節痛がある。臼蓋形成不全による変形性股関節症と診断され、股関節外転筋の筋力低下がある。」
筋力低下がみられる筋への施術部位として最も適切なのはどれか。
「46歳の女性。右股関節痛がある。臼蓋形成不全による変形性股関節症と診断され、股関節外転筋の筋力低下がある。」
筋力低下がみられる筋への施術部位として最も適切なのはどれか。
- 腸骨稜と大転子の間
- 左右の上後腸骨棘の間
- 上前腸骨棘と恥骨結節の間
- 坐骨結節と転子間稜の間
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、変形性股関節症と診断された患者の股関節外転筋の筋力低下に対する施術部位を選択することが求められます。
股関節外転に働く筋肉の部位がどこにあるか理解していると正解を選ぶことができます。
腸骨稜と大転子の間には中殿筋や小殿筋などの股関節外転筋があります。
今回の症例に対する施術として最も適切です。
よって、この選択肢が正解です。
上後腸骨棘の間は仙骨周辺であり、仙腸関節などがあります。
股関節外転筋の施術部位とは関係ありません。
よって、この選択肢は不適切です。
上前腸骨棘と恥骨結節の間は鼠径部に位置して主に股関節内転筋群が位置しています。
股関節外転筋の施術部位ではありません。
よって、この選択肢は不適切です。
坐骨結節と転子間稜の間は大腿方形筋など股関節外旋筋群が位置しています。
股関節外転筋の施術部位ではありません。
この選択肢は不適切です。
臼蓋形成不全による変形性股関節症の患者には、股関節外転筋力の向上が必要になります。
股関節外転に作用する主な筋肉は以下の通りです。
・大殿筋
・中殿筋
・小殿筋
・大腿筋膜張筋
腸骨稜と大転子の間には、中殿筋や小殿筋が位置するので、今回の選択肢として最も適切です。
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02
設問から
筋力低下がみられる
股関節外転作用がある中殿筋や小殿筋を狙う必要があります。
腸骨稜から大転子に中殿筋が付着しているので
正解となります。
この部位には仙腸関節などがあり外転筋力には直接的に関係しません。
よって不正解です。
上前腸骨棘と恥骨結節には鼠経靭帯が付着します。
外転筋力には直接関与しないので不正解です。
この部分には大腿方形筋などの深層外旋六筋が存在します。
外転ではなく、外旋に関与するので不正解です。
筋力低下を正しく判断するためには
解剖学の知識が必要です。
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03
股関節の外転作用を持つのは中殿筋です。
中殿筋は腸骨外面から大転子に付着しています。なので、これが正解であると考えられます。
この部位には仙骨があります。
この部位には鼡径靭帯があります。
この部位には大腿方形筋が付着しています。
中殿筋は股関節の支持性・安定性に重要な役割を果たしています。
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