あん摩マッサージ指圧師 過去問
第32回(2024年)
問148 (午後 問68)
問題文
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「25歳の女性。主訴は便秘。3か月前に事務職から営業職に配置転換となった。外出や移動でトイレの利用が制限され、便意があっても我慢することが増えた。」
生活指導で最も優先すべきなのはどれか。
「25歳の女性。主訴は便秘。3か月前に事務職から営業職に配置転換となった。外出や移動でトイレの利用が制限され、便意があっても我慢することが増えた。」
生活指導で最も優先すべきなのはどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 問148(午後 問68) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「25歳の女性。主訴は便秘。3か月前に事務職から営業職に配置転換となった。外出や移動でトイレの利用が制限され、便意があっても我慢することが増えた。」
生活指導で最も優先すべきなのはどれか。
「25歳の女性。主訴は便秘。3か月前に事務職から営業職に配置転換となった。外出や移動でトイレの利用が制限され、便意があっても我慢することが増えた。」
生活指導で最も優先すべきなのはどれか。
- 洋式トイレでは上半身を後傾する。
- 同じ時刻に排便する習慣をつける。
- 腹筋運動を習慣づける。
- 水分の摂取を控える。
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この過去問の解説 (3件)
01
本症例は、便意の我慢を繰り返した結果、排便反射の減弱が生じていると考えられます。
上半身を前傾する方が、腹圧がかかり排便しやすくなります。
減弱している排便反射に対して、規則的な排便習慣の確立が治療となります。なので、これが正解であると考えられます。
腹筋力の衰えにより腹圧が低下している場合の治療法となります。
便秘では意識的に水分を摂取することが望ましいです。
機能性便秘に対しては、線維の多い食事、適度な運動、規則的な排便習慣の確立などが大切です。
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02
便意を我慢することが増えたということは
排便反射が減弱していることが考えられます。
便意を感じる閾値を上げる必要があります。
洋式トイレでは上半身(骨盤)を前傾にすることで
直腸肛門角が開き便がスムーズに出るようになります。
よって不正解です。
排便反射を促すためには
胃が空っぽの状態(空腹時)に胃に食べ物や飲み物を入れて胃・結腸反射を起こします。
朝起きやすいこの反応を促し、排便を同じ時刻にする習慣を身につける必要があります。
よって正解です。
腹筋力が低下した際には便を押し出す力がなく
便秘になりやすい傾向にあると言えます。
しかし今回の場合
我慢をしていることが問題となるので
不正解です。
適度な水分をとることは
便に水分を含ませ排便をしやすくするので控えてはいけません。
よって不正解です。
今回の場合、便意を我慢することが重要な問題となります。
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03
この問題のポイントは、便秘の原因となっている生活習慣を見定めてその改善策を適切に指導することです。
特に、便意を我慢することで病状が悪化している状況に対応する指導が求められます。
洋式トイレで上半身を後傾させると腹圧がかかりにくく、むしろ便が出にくくなる可能性があります。
排便時は上半身を前傾させた方が腹圧がかかりやすく、排便を促すことができます。
よって、この選択肢は不適切です。
同じ時刻に排便する習慣をつけることは、排便反射を整えるために非常に有効です。
便意を我慢することが多いため、一定の時刻に排便する習慣をつけることで自然な排便を促すことができます。
よって、この選択肢が最も適切です。
腹筋運動を習慣づけることは、便秘解消に役立つことがあります。
しかし、今回のケースでは便意を我慢することが主な原因となっているため、優先度は低いです。
よって、この選択肢は不適切です。
水分の摂取を控えることは、便秘の改善に逆効果です。
水分摂取を行なうことで便が柔らかくなり、排便をスムーズに行いやすくなります。
この選択肢は不適切です。
便意を我慢することで便秘が悪化している場合、最も優先すべきなのは「同じ時刻に排便する習慣をつける」ことです。
この生活指導によって排便反射を整え、自然な排便を促すことができます。
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