あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午後 問73

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午後 問73 (訂正依頼・報告はこちら)

指圧の基本圧法で正しいのはどれか。
  • 通常圧法は吸気時に押圧し、呼気時に離す。
  • 衝圧法は一定限度まで押圧後、急激に押してすぐ離す。
  • 持続圧法は軽圧、快圧、強圧と段階的に押圧する。
  • 緩圧法は母指と四指で皮膚を緩やかに挟むように押圧する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

指圧には、軽擦法、快圧法、強圧法の3種類があり、

また、押圧の三原則として、
垂直圧の原則と持続圧の原則と精神の原則があります。

そして、基本圧法には、
通常圧、持続圧法、吸引圧法、振動圧法、緩圧法、衝圧法
があります。
 

選択肢1. 通常圧法は吸気時に押圧し、呼気時に離す。

逆です。呼吸に合わせて、呼気時に押圧します。

選択肢2. 衝圧法は一定限度まで押圧後、急激に押してすぐ離す。

正解です。

選択肢3. 持続圧法は軽圧、快圧、強圧と段階的に押圧する。

持続圧法は、持続した圧なので、段階的には押圧しません。

選択肢4. 緩圧法は母指と四指で皮膚を緩やかに挟むように押圧する。

緩圧法は、二段階または、三段階で押圧する手技です。

参考になった数1

02

指圧の基本圧法には6種類あり

通常圧法、持続圧法、衝圧法、緩圧法、振動圧法、吸引法です。

それぞれ目的が違い、効果を理解したうえで症状に併せて使用する必要があります。

選択肢1. 通常圧法は吸気時に押圧し、呼気時に離す。

通常圧法は呼吸に合わせて手技を行います。

吸気時は離し、呼気時に指圧します。

選択肢2. 衝圧法は一定限度まで押圧後、急激に押してすぐ離す。

衝圧法は急激に押してすぐに離す手法です。

反射作用を呼び起こす作用があると言われていますが、華奢な方や高齢者などの骨が弱い方が実施対象となった場合、骨折に十分な注意が必要となります。

選択肢3. 持続圧法は軽圧、快圧、強圧と段階的に押圧する。

持続圧法は手掌で持続的に圧をかける手法です。

温熱や鎮静作用があります。

軽圧、快圧、強圧と段階的に圧が変わるのは緩圧法の手法となります。

選択肢4. 緩圧法は母指と四指で皮膚を緩やかに挟むように押圧する。

緩圧法は2~3段階で圧が変わる手法です。

母指と四指でつまむように指圧する方法は吸引法となります。

まとめ

手技を理解したうえで、適切な箇所に、適切な手技を提供をするために「理解」と「再現をする努力」をしていく必要がありますね。

参考になった数1

03

指圧の基本圧法は、通常圧法、衝圧法、緩圧法、持続圧法、吸引圧法、振動圧法の6種類があります。

選択肢1. 通常圧法は吸気時に押圧し、呼気時に離す。

通常圧法は、軽圧法から快圧法を加えながら患者の呼吸に合わせて押圧する圧法です。押圧する前が吸気で、押圧しながら呼気となります。

選択肢2. 衝圧法は一定限度まで押圧後、急激に押してすぐ離す。

衝圧法は、漸増圧で一定限度まで押圧し、急に圧を加え一気に離す圧法です。なので、これが正解であると考えられます。

選択肢3. 持続圧法は軽圧、快圧、強圧と段階的に押圧する。

持続圧法は、皮膚面に広範囲で手掌等を当て押圧することで温熱作用をもたらす圧法です。段階的に押圧するのは緩圧法です。

選択肢4. 緩圧法は母指と四指で皮膚を緩やかに挟むように押圧する。

緩圧法は、程度を区切って押圧し、深部までスムーズに圧を浸透させる圧法です。

まとめ

それぞれの基本圧法の作用は以下の通りです。
通常圧法:循環器系および自律神経系の機能亢進
衝圧法:反射作用の喚起
緩圧法:慢性疾患や深部の筋硬結への効果
持続圧法:顔面神経麻痺や内臓下垂、美容効果
振動圧法:腎臓・膀胱の異常への効果、消化器系の賦活

参考になった数0