あん摩マッサージ指圧師の過去問
第32回(2024年)
午後 問76

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第32回(2024年) 午後 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

伸張反射に関与するのはどれか。
  • 腱受容器
  • Aα線維
  • 視床
  • 小脳

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この過去問の解説 (3件)

01

伸張反射とは筋肉が受動的に引き延ばされた際に自動的に筋肉が収縮する神経反応です。

選択肢1. 腱受容器

腱受容器は筋の張力を感知するために存在します。

選択肢2. Aα線維

Aα線維は筋や腱組織の伸展感覚に関与します。

筋肉が伸張された際にこの線維のIα感覚ニューロンが反応します。

選択肢3. 視床

さまざまな感覚神経を経由し、聴覚や視覚などの感覚情報を大脳皮質に伝える役割を担います。

選択肢4. 小脳

小脳はバランスや姿勢を安定させたりなど運動をスムーズにさせる機能があります。

まとめ

伸張反射はマッサージやストレッチなど様々な場面で応用でき

利用できれば効果的に体を改善できるツールとなります。

無理に行えば筋肉を傷つけてしまったりする可能性もあるので

しっかり理解したうえで手技を身につけましょう。

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02

伸張反射は、筋紡錘の興奮が反射中枢を介し同名筋に伝えられ、その骨格筋の収縮を引き起こす反射です。

選択肢1. 腱受容器

腱受容器は筋ではなく腱の伸びを感知する受容器です。

選択肢2. Aα線維

Aα線維は、筋紡錘の興奮を反射中枢に伝える神経線維となります。なので、これが正解であると考えられます。

選択肢3. 視床

伸張反射は脊髄反射ですので、視床は関与していません。

選択肢4. 小脳

伸張反射は脊髄反射ですので、小脳は関与していません。

まとめ

伸張反射は、姿勢を安定に保ったりケガを防ぐために大切な反射です。

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03

伸張反射は、
筋肉が瞬間的に伸びた刺激を筋紡錘が感じ取って、

Ⅰa群求心性線維によって脊髄後根より脊髄に伝わり、

脊髄前角のα運動ニューロンが興奮し、

筋肉に伝わるという反射弓を経路とした反射です。

 

選択肢2. Aα線維

正解です。

Aα線維の中に、Ⅰa線維とⅠb線維があります。

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