あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問31 (午前 問31)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問31(午前 問31) (訂正依頼・報告はこちら)

赤痢菌が最も病巣を作りやすい臓器はどれか。
  • 大腸
  • 肝臓
  • 膀胱

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この過去問の解説 (3件)

01

赤痢とは赤痢菌に汚染された水や

感染者の排泄物などに触れた際に感染し

下痢や腹痛、ひどくなると血便なども見られます。

選択肢1. 肺

肺が感染していても

腹痛などは引き起こしません。

よって✕です。

選択肢2. 大腸

赤痢菌が大腸まで至り症状を引き起こします。

よって〇です。

選択肢3. 肝臓

肝臓に問題が起きると血便が起きることがありますが

赤痢菌感染が理由になることは低いと考えます。

よって✕です。

選択肢4. 膀胱

膀胱に問題が起きた場合

血便ではなく血尿として症状がみられることが多いです。

そして膀胱への赤痢感染の確率は低いと考えます。

よって✕です。

まとめ

病気と症状、痛みのある部位などを総合的に見て関連付け

傷病部位や疑いのある病気を判断するために

様々な知識が必要となります。

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02

正解は「大腸」です。

赤痢菌は、大腸上皮細胞に病巣を作り、頻回の血便を特徴とします。


 

選択肢1. 肺

肺に病巣を作る原因菌の代表例は、結核菌です。

選択肢2. 大腸

細菌性赤痢は、大腸上皮細胞に侵入して増殖します。化膿性炎症で、頻回の膿粘血便が特徴です。

選択肢3. 肝臓

ウイルス以外の原因菌の代表例は、大腸菌、レンサ球菌、ブドウ球菌などがあげられます。


 

選択肢4. 膀胱

尿路感染による膀胱炎の原因菌は、大腸菌が多いです。

まとめ

細菌による感染症について、赤痢菌は大腸、結核菌は肺、肝臓や膀胱は大腸菌が原因菌としてあげられます。

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03

大腸です。
赤痢菌(しげりきん)は口から入り、主に大腸の粘膜に取り付きます。

ここで細胞内に侵入して潰瘍や炎症を起こし、水様便や血便などの赤痢症状を引き起こします。

選択肢1. 肺

呼吸器まで届くことはほとんどなく、肺に病巣を作る例は極めてまれです。

選択肢2. 大腸

赤痢菌の主な増殖場所です。

腸粘膜の細胞を壊して潰瘍を作り、激しい下痢や出血の原因になります。

選択肢3. 肝臓

血行性に広がる肝膿瘍を作る細菌は別種(アメーバ赤痢など)で、赤痢菌が肝臓に病巣を作ることは通常ありません。

選択肢4. 膀胱

尿路に感染するのは大腸菌やクラミジアなどが多く、赤痢菌が膀胱で炎症を起こすことはまれです。

まとめ

赤痢菌は消化管、特に大腸の粘膜に病巣を形成して発症します。

肺・肝臓・膀胱は赤痢菌の標的ではないため、選択肢の中で大腸だけが正しいと判断できます。

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