あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問30 (午前 問30)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問30(午前 問30) (訂正依頼・報告はこちら)

味覚について正しいのはどれか。
  • 味蕾で感受される。
  • 求心性線維は舌下神経である。
  • 大脳皮質の体性感覚野へ送られる。
  • 辛味は5つの基本味の一つである。

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この過去問の解説 (3件)

01

味覚の感知は

食物が口内に入った際に

舌に存在する味蕾に感知され、五味を認識します。

選択肢1. 味蕾で感受される。

味覚は舌にある味覚受容体の集合している味蕾で感知されます。

〇です。

選択肢2. 求心性線維は舌下神経である。

味覚は

顔面神経(舌の前2/3)、舌咽神経(下の後ろ1/3)、迷走神経(喉咽蓋)によって

延髄、味覚野に送られます。

よって✕です。

選択肢3. 大脳皮質の体性感覚野へ送られる。

味覚は視床の味覚野に送られます。

よって✕です。

選択肢4. 辛味は5つの基本味の一つである。

基本味は

うま味、苦味、酸味、塩味、甘味となり

辛味は含まれません。

よって✕です。

まとめ

舌で味を感じやすい味蕾は

先端付近、両端、奥となり

中心は味蕾が少なく味を感じにくい場所になります。

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02

正解は「味蕾で感受される。」です。

味覚の受容器である味蕾は、口腔全体に分布しています。特に舌表面にある乳頭に存在します。


 

選択肢1. 味蕾で感受される。

味蕾の中には味細胞があり、味の違いを感じ取っています。

選択肢2. 求心性線維は舌下神経である。

味覚の求心性線維は、顔面神経(舌前方2/3)、舌咽神経(後1/3)です。

選択肢3. 大脳皮質の体性感覚野へ送られる。

味覚の情報は脳神経を介して脳幹に入力します。

脳幹でニューロンを変えて、視床に連絡し、大脳皮質の味覚野に送られます。


 

選択肢4. 辛味は5つの基本味の一つである。

味覚は、甘味、酸味、苦味、塩辛い、うま味で区分されています。

辛味は温痛覚の一種とされています。


 

まとめ

味覚のセンサーは舌乳頭にある味蕾が感知します。

ただし、糸状乳頭には、味蕾は存在しないため注意が必要です。

基本味は、甘味、酸味、苦味、塩辛い、うま味の5つです。

味覚に関与する脳神経は顔面神経と舌咽神経です。


 

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03

味蕾で感受される。
舌や口腔内にある小さな球状構造「味蕾(みらい)」が、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5基本味を感じ取ります。

 

選択肢1. 味蕾で感受される。

正しいです。

味蕾の感覚細胞が化学物質(味)と結合し、電気信号に変えて脳へ伝えます。

選択肢2. 求心性線維は舌下神経である。

誤りです。

味覚を運ぶのは顔面神経(前2/3)・舌咽神経(後1/3)・迷走神経(一部咽頭)であり、舌下神経は舌を動かす運動神経です。

選択肢3. 大脳皮質の体性感覚野へ送られる。

誤りです。

味覚情報は視床を経て島皮質と前頭弁蓋部の味覚野に届きます。

体性感覚野は触覚や温度などを扱う領域です。

選択肢4. 辛味は5つの基本味の一つである。

誤りです。

辛味はカプサイシンなどで生じる痛覚・温度覚の一種とされ、基本味には含まれません。

まとめ

味覚のポイントは

味蕾が感受器

伝導路は顔面・舌咽・迷走神経

大脳の「味覚野」で知覚

辛味は痛覚扱い
これらを押さえておくと、味覚に関する問題で混同しにくくなります。

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