あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問33 (午前 問33)
問題文
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問33(午前 問33) (訂正依頼・報告はこちら)
- 肺結核 ――――― 融解壊死
- 脳梗塞 ――――― 凝固壊死
- 心筋梗塞 ―――― 乾酪壊死
- 急性膵炎 ―――― 脂肪壊死
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この過去問の解説 (3件)
01
急性膵炎 ―――― 脂肪壊死 が最も適切です。
膵臓の消化酵素(リパーゼなど)が漏れ出して腹腔内の脂肪を分解し、石けん状の白い沈着物をつくるのが典型的な脂肪壊死です。
結核菌による壊死はチーズのように崩れる 乾酪壊死 が特徴で、融解壊死ではありません。
脳の虚血は細胞が溶けて液状化する 融解壊死 を起こします。
凝固壊死は心筋や腎などが典型です。
心筋への血流が途絶えるとタンパクが固まる 凝固壊死 が起こります。
乾酪壊死は結核に多い型です。
正しい組合せ。
活性化した膵酵素が周囲の脂質を分解し、カルシウムと結合して石けん化します。
壊死は臓器と原因で型が決まります。
脂肪壊死:急性膵炎
乾酪壊死:結核病巣
融解壊死:脳梗塞・化膿性感染
凝固壊死:心筋梗塞・腎梗塞
これらの組合せを押さえると病理問題で迷いません。
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02
適切な組み合わせ
急性膵炎ー脂肪壊死となります。
肺結核では乾酪壊死が見られ、結核では代表的な症状になります。
白血球の一種であるマクロファージなどの壊死であり
チーズ状に見えることからこう呼ばれます。
よって✕です。
脳梗塞では融解壊死となります。
心筋梗塞などの梗塞では大量に流れる脂質の影響で凝固できず融解します。
よって✕です。
心筋梗塞は凝固壊死を起こします。
心筋梗塞とは血小板(凝固因子)が活発になり血栓ができることで
心臓へ続く血管が閉塞され虚血状態となり
心筋が壊死してしまい、心筋梗塞となります。
よって✕です。
急性膵炎は脂肪壊死を起こします。
急性膵炎になると脂肪組織への血流が滞り壊死に至ります。
よって〇です。
壊死とはその組織への血流が絶たれることにより
細胞が死んでしまった状態を指します。
凝固、乾酪、融解は壊死の代表的なものになるので覚えておきましょう。
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03
正解は「急性膵炎 ―――― 脂肪壊死」です。
肺結核にみられるのは乾酪壊死です。
融解壊死とは、壊死に陥った組織が蛋白質分解酵素によって、粥状の柔らかい物質になることを言います。
脳梗塞病巣部などに生じます。
脳梗塞にみられるのは融解壊死です。
凝固壊死とは、壊死化した部分がそのまま無構造の凝固した組織として残っているものであり、心筋梗塞、腎臓や脾臓の貧血性梗塞でみられます。
心筋梗塞でみられるのは凝固壊死です。
乾酪壊死は、結核病巣の中心部にみられ、白色でチーズに似た外観をしている壊死のことです。
脂肪壊死とは、脂肪が壊死して石鹸のように固まることであり、急性膵炎でみられます。
融解壊死は脳梗塞、凝固壊死は心筋梗塞、腎臓・脾臓の貧血性梗塞、乾酪壊死は肺結核病巣が代表例です。
脂肪壊死より他の選択肢のほうが重要です。
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