あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問44 (午前 問44)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問44(午前 問44) (訂正依頼・報告はこちら)

膝蓋腱反射の反射中枢はどれか。
  • C6−Th1
  • Th8−Th10
  • L2−L4
  • S1−S2

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この過去問の解説 (1件)

01

膝蓋腱反射の反射中枢は L2−L4 です。
膝蓋腱(膝のお皿のすぐ下)をたたくと、大腿四頭筋がすぐに縮んで下腿が跳ね上がります。

この反応をつかさどる感覚・運動ニューロンは脊髄の 腰髄 2~4 番 に入っており、ここが反射の中心になります。

選択肢1. C6−Th1

首から胸の上部にあたる区間で、上肢の反射(腕橈骨反射など)を担当します。

膝蓋腱反射とは位置が合いません。

選択肢2. Th8−Th10

胸髄中部で、腹壁反射など体幹の反射に関係します。

膝の反射中枢としては遠すぎます。

選択肢3. L2−L4

腰髄上部にある区間で、大腿四頭筋を支配する大腿神経の根がここから出ます。

そのため 膝蓋腱反射の反射中枢 として最も適切です。

選択肢4. S1−S2

仙髄上部で、アキレス腱反射(下腿三頭筋)をはじめとする足首の反射に関与します。

膝蓋腱反射とは異なります。

まとめ

膝蓋腱反射は「膝を伸ばす筋(大腿四頭筋) → 大腿神経 → 腰髄 L2~L4 の反射弓」で成り立ちます。

検査で反射が弱いときは、この脊髄区間や大腿神経の障害を疑う手がかりになります。

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