あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回（2025年）
問50 (午前 問50)

肘内障は患部の疼痛があるが、腫脹、発赤などはみられないのが特徴的です。

肘の外反動揺性がある場合、内側側副靭帯の損傷を疑います。

X線上では異常所見はなく、輪状靭帯が外れて橈骨頭の亜脱臼が特徴であり、完全脱臼はみられません。

肘内障は、単純X線上では異常所見が認められないのが特徴的です。

骨折や関節に異常がないかを確認するためにX線で確認はします。

骨折や打撲と違い、靭帯が輪状にずれるだけなので腫れは目立ちません。

外反動揺性は内側側副靭帯損傷などでみられる所見です。

肘内障では関節のぐらつきは起きません。

橈骨頭は後方ではなく前下方へ亜脱臼します。

完全な脱臼でもありません。

骨には変化がないため、多くの場合レントゲンは正常像です。

痛みや可動制限だけが手がかりになります。