あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問51 (午前 問51)
問題文
気管支拡張症の原因として関連が少ないのはどれか。
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問51(午前 問51) (訂正依頼・報告はこちら)
気管支拡張症の原因として関連が少ないのはどれか。
- 免疫不全
- 小児期の肺炎
- 喫煙の習慣
- 慢性副鼻腔炎
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この過去問の解説 (1件)
01
喫煙の習慣 は気管支拡張症と直接の関連がもっとも少ないです。
気管支拡張症は、気管支壁が繰り返しの感染や免疫障害で傷み、元に戻れなくなった状態です。
喫煙は肺の多くの病気を悪化させますが、拡張症をつくる主要因とは考えにくい点がポイントになります。
免疫が弱いと肺感染が続きやすく、気管支壁が壊れやすくなります。
原発性免疫不全や後天的な免疫低下は拡張症の大きな要因です。
幼少期に重い肺炎や百日咳をくり返すと、未成熟な気管支が傷んで拡張症になりやすいと知られています。
タバコは慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺癌の主原因ですが、気管支拡張症を直接つくるエビデンスは乏しいです。
悪化因子にはなり得ても、発症自体と結び付く頻度は低いといえます。
副鼻腔と気管支は同じ線毛上皮でつながるため、慢性的に膿性分泌物が流れ込みやすく、気管支感染の引き金になります。
副鼻腔炎を伴う拡張症(サイノ・ブロンキアル症候群)は典型例です。
気管支拡張症は「繰り返す感染・免疫異常・鼻副鼻腔からの排膿不良」が三本柱で進行します。
喫煙は肺全体には悪影響でも、この病気の直接原因としては位置づけが弱いため、選択肢の中で関連がもっとも少ないと判断できます。
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