あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問60 (午前 問60)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問60(午前 問60) (訂正依頼・報告はこちら)

急性膀胱炎の病原体として頻度が最も高いのはどれか。
  • カンジダ属
  • 大腸菌
  • 黄色ブドウ球菌
  • 単純ヘルペスウイルス

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

大腸菌 が急性膀胱炎で一番よく見つかる菌です。

腸内に普通にいる菌で、尿道口から膀胱へ入り込みやすいため女性を中心に多くの患者さんが発症します。

選択肢1. カンジダ属

カビ(真菌)の一種で、糖尿病や長期抗菌薬使用など特殊な条件下で尿路感染を起こしますが、頻度は高くありません。

選択肢2. 大腸菌

排便時に尿道口の近くへ付着し、そのまま膀胱へ上がります。

急性膀胱炎の原因の 7〜8割 を占める代表的な病原体です。

選択肢3. 黄色ブドウ球菌

皮膚にいる菌で、血液感染やカテーテル留置などがあると膀胱に達することがあります。

ただし日常的な急性膀胱炎の原因としては少数派です。

選択肢4. 単純ヘルペスウイルス

主に口唇や外陰部の水ぶくれを起こすウイルスで、膀胱炎の原因にはなりません。

まとめ

急性膀胱炎は多くの場合、腸内常在菌の 大腸菌が尿道から侵入して発生します。

ほかの真菌やウイルスは特殊な状況でのみ原因となるため、

一般的な頻度では大腸菌が圧倒的に多いことを覚えておくと診断の手がかりになります。

参考になった数0