あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問84 (午後 問4)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問84(午後 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

津液の生理機能はどれか。
  • 皮膚を潤す。
  • 臓腑を温める。
  • 尿を生成する。
  • 成長を促進する。

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この過去問の解説 (2件)

01

津液とは体内の水分(体液)を指します。

組織や臓器を潤す働きを持ち、体水分のバランスを保ちます

選択肢1. 皮膚を潤す。

津液の働きに当てはまるので〇です。

選択肢2. 臓腑を温める。

臓腑を温める働きを持つのは気であり、その中でも「陽気」です。

よって✕です。

選択肢3. 尿を生成する。

尿の生成は腎と膀胱が関係しあって生成されます。

よって✕です。

選択肢4. 成長を促進する。

成長では精や陽気を使い説明されることが多いです。

よって✕です。

まとめ

津液は東洋医学の中でもよく出てくる重要なワードとなります。

働きを理解し、回答につなげられるようにしましょう。

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02

津液(しんえき)は体内の水分の総称で、血液とともに全身を巡り、皮膚や粘膜をしっとり保つ役目があります。

 

選択肢1. 皮膚を潤す。

津液が体表まで行き渡ることで、肌に適度なうるおいと柔らかさが保たれます。

これが代表的な生理機能です。

選択肢2. 臓腑を温める。

臓腑を温めるのは陽気(特に腎陽・脾陽など)の働きです。

津液自体に温める力はありません。

選択肢3. 尿を生成する。

尿は津液が腎や膀胱で再分配・排泄される過程でできるものですが、「尿を作ること」そのものは腎気や膀胱気化作用の範囲であり、津液の直接的機能とはいえません。

選択肢4. 成長を促進する。

成長・発育を担うのは腎精や先天の精です。

津液は主に体表や臓腑の潤いを保つ役目で、成長を促す働きとは区別されます。

まとめ

津液の主な役割は潤いと滋養です。肌・粘膜・関節などを乾燥から守り、体をしなやかに保つため、選択肢の中では「皮膚を潤す」が最も適切でした。

 

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