あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問92 (午後 問12)

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問題

あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問92(午後 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

陰虚でみられるのはどれか。
  • 軟便
  • 紫斑
  • 自汗
  • 潮熱

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この過去問の解説 (2件)

01

陰が不足すると体内に余分な熱が生じ、午後から夕方にかけて体温がじわじわ上がる 潮熱(ちょうねつ) が現れやすくなります。これは「虚熱(熱いのに力がない熱)」の代表的な現象です。

選択肢1. 軟便

水分をさばく脾の力が弱ったときにみられることが多く、陰虚の特徴ではありません。

選択肢2. 紫斑

血熱や血瘀(血のめぐりの停滞)で皮下出血が起こった状態を指し、陰虚の典型症状には含まれません。

選択肢3. 自汗

安静時でもだらだら出る汗は気(特に衛気)不足によることが多く、陰虚ではむしろ寝汗(盗汗)が特徴になります。

選択肢4. 潮熱

午後~夜間に体温が上がる、ほてる、手足が火照るなどは陰が足りず相対的に陽が強まって起こる「虚熱」症状で、陰虚に最もよく一致します。

まとめ

陰虚では 「虚熱」 のサインとして潮熱・ほてり・寝汗などが出やすくなります。

提示された中で該当するのは 潮熱 だけでした。

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02

陰虚とは陰(水分や暗寒など)が不足した状態を指します。

つまり、乾燥や熱さ(のぼせ・ほてり)、体重減少などの状態となります。

選択肢1. 軟便

陰虚の場合、水分が足りないため便秘となります。

よって✕です。

選択肢2. 紫斑

紫斑とは皮下出血です。

瘀血(血行が悪くなる)などで見られるとされ、血液の流動性が低下してみられることがあります。

よって✕です。

選択肢3. 自汗

自汗とは日中に出る大量の汗を指します。

陰虚で夜間の汗(盗汗)が見られます。

のどが渇いたり、のぼせるなどの他の症状は似ていますが

汗の特徴が違うため✕です。

選択肢4. 潮熱

潮熱とは毎日決まった時間帯(午後以降)に見られる発熱です。

これは陰虚の時に見られる症状で、寝汗(盗汗)が見られます。

自律神経の乱れなどが関係していると言われています。

よって〇です。

まとめ

同じ発汗でも出る時間帯やその他の体の状態など

特徴を理解しておく必要があります。

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