あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問94 (午後 問14)
問題文
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問94(午後 問14) (訂正依頼・報告はこちら)
- 古法按摩の解釈の術は、現在の軽擦法に相当する。
- 一般的に鍼治療で使用する鍼は鍉鍼である。
- 直接灸は艾を皮膚上に置いて燃焼する方法である。
- 湯液療法は問診で導かれた証によって決定される。
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この過去問の解説 (2件)
01
東洋医学で行う直接灸は、米粒大などにひねった艾(もぐさ)を 皮膚の上にそのまま置き、火をつけて燃やす灸法 です。燃焼の熱が皮膚に直接伝わり、体表の経穴を刺激します。
古典の「解」は主に筋を緩める把握・牽引動作を指し、皮膚表面をさする 軽擦法とは一致しません。
現代臨床で最も使われるのは 毫鍼(ごうしん) という細長い鍼で、鍉鍼(ていしん)は接触刺激用の特殊鍼です。
説明どおりで正しい。
皮膚に灸痕が残ることもあるため、近年は隔物灸(間接灸)が一般的ですが、直接灸の定義としてはこれが適切です。
煎じ薬(湯液)の処方選定は 望診・聞診・問診・切診 の四診合参で得た証に基づきます。
問診だけで決めるわけではないため不十分です。
直接灸=艾を直接皮膚に置いて燃やす灸法
他の選択肢は内容が不正確、または説明が不足しています。
したがって最も適切なのは 「直接灸は艾を皮膚上に置いて燃焼する方法である」 でした。
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02
東洋医学の基本をしっかりと復習しておきましょう。
古法按摩とは現代における按摩療法の原型と言われるものです。
解釈の術は現在の揉捏法の基礎と言われています。
よって✕となります。
現在、一般的に使われている鍼は毫鍼です。
鍉鍼は細いツボ押しのようなもので刺入せず経穴を刺激します。
よって✕です。
直接灸は艾を置いて燃焼する方法です。
よって〇です。
湯液とは煎じ薬のことで、生薬を煮出して飲む漢方薬の服薬方法です。
生薬の選択は、問診だけでなく四診により決定します。
よって✕です。
基本をしっかり理解しておくと、簡単に回答できますね。
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