あん摩マッサージ指圧師 過去問
第33回(2025年)
問150 (午後 問70)
問題文
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問題
あん摩マッサージ指圧師試験 第33回(2025年) 問150(午後 問70) (訂正依頼・報告はこちら)
- 他動運動
- 自動運動
- 抵抗運動
- 漸増抵抗運動
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この過去問の解説 (2件)
01
MMTの段階をよく理解しておくことが重要で
その流れに合わせての運動療法提供が重要です。
0:筋力なし。目視での筋肉の動きが見られない。
1:目視で筋肉の動きはあるが、維持が不可。
2:重力の影響を抜いた状態での運動が可能。
3:重力下での運動は可能。抵抗に対して維持ができない。
4:強い抵抗下での維持が不可。
5:強い抵抗にも維持可能。筋力も十分。
今回の場合だと重力下での運動ができるようになったと考えます。
他動運動はMMT0~1での状態で用いられます。
よって✕です。
自動運動は
重力下での運動ができると判断した場合に処方します。
よって〇です。
抵抗運動を提供する際のMMTは4程度だと考えます。
今回の場合は負荷が強すぎるので✕です。
漸増的に負荷を上げていく際のMMTは4の後半から5以上であることが望ましいと言えます。
漸増運動は強い筋力をさらに上げるためのトレーニングに利用されるので
今回の場合は✕です。
リハビリの際には
その筋力や回復状況にあった負荷設定が大切です。
筋力に見合わない処方を行うと
思うように筋力が上がってこなかったり
強すぎる負荷での症状の悪化等を招く場合があります。
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02
自動運動を始めるのが適切です。
MMTで 3 になったばかりの筋力は、重力に抗して自力で動かせる段階に入ったものの、まだ外からの負荷には耐えられません。
そこで、まずは自分の体重と重力だけを利用した自動運動で動きを定着させます。
筋力 0〜1 の段階で関節拘縮を防ぐ目的に行います。
MMT 3 に達した筋には刺激が不足します。
本人の筋力のみで関節を動かす方法です。
重力を抵抗とした練習ができるようになった MMT 3 に最適で、日常動作への橋渡しになります。
外から手やおもりで負荷をかける方法で、通常は筋力が 3+〜4 になり十分に動きをコントロールできてから開始します。
MMT 3 直後では早過ぎます。
段階的に強い抵抗を加えて筋力を高めるトレーニングです。
筋が確実に日常抵抗に耐えられる 4 以上を目安に行うため、現時点では適しません。
MMT 3 は「重力に抗して自力で可動域を動かせる」レベルです。
この段階では自動運動でフォームを固め、動きを安定させることが最優先となります。
その後、筋力がさらに向上したら抵抗運動や漸増抵抗運動へ進めると安全かつ効果的です。
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