美容師の過去問
第32回
感染症 問14

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問題

第32回 美容師国家試験 感染症 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

人体の部位と存在する常在細菌叢に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。
  • 皮膚 ─── 結核菌
  • 顔面 ─── ジフテリア菌
  • 鼻腔 ─── ブドウ球菌
  • 毛髪 ─── コレラ菌

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、3です。

結核菌・ジフテリア菌・コレラ菌はすべて感染症を引き起こす菌です。
顔面や皮膚の常在細菌叢は。ブドウ球菌やレンサ球菌がいます。

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02

正解は 3 です。

「結核菌」「ジフテリア菌」「コレラ菌」は病原菌の種類です。
人体の皮膚や顔面には「ブドウ球菌」や「アクネ桿菌」などが存在しています。

参考になった数2

03

答えは3です。

【常在細菌叢(じょうざいさいきんそう)】とは、
皮膚や粘膜などに、一定の細菌が定着している細菌のことです。
・健康な状態の時は、共存し、一部の常在細菌叢は人の体を守る役目もあります。
・宿主(人)の抵抗力が落ちた時に、感染を起こすことがあります。
・顔面、頸部、腋窩、陰部に多く細菌がいます。
・鼻腔には、ブドウ球菌がいます。
・大腸には、腸内細菌がいます。


1、
結核菌は、結核になる原因の細菌です。
結核菌保有者からの咳やくしゃみを吸い込むことによって感染します。
よって、組み合わせは違います。

2、
ジフテリア菌は、喉(上気道)の粘膜感染症の原因になる細菌です。
ジフテリア菌保有者からの咳などによって感染します。
よって、組み合わせは違います。

3、
ブドウ球菌は、ブドウ球菌属に属する細菌の総称です。
現在35菌種に分けられ、一部のブドウ球菌が人の常在細菌叢になります。
人の鼻腔には100%存在していて、その大部分は非病原性です。

よって、組み合わせは正しいので、これが正解になります。

4、
コレラ菌は、食中毒の原因になる細菌です。
コレラ菌を保有している魚介類や、コレラ菌に汚染されている水を、口から取り入れることによって感染します。
よって、組み合わせは違います。

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