美容師の過去問
第34回
皮膚科学 問28

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問題

第34回 美容師国家試験 皮膚科学 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 皮膚で体温調節を積極的に行っているのは、脂腺である。
  • 爪母の一部が侵されると、その部分の爪は変形したり、再生できなくなる。
  • 皮膚の表面に分泌される皮脂は、皮下組織にある脂肪細胞でつくられる。
  • 日焼けで皮膚の色が黒くなるのは、赤外線の作用による。

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この過去問の解説 (4件)

01

(1)は間違いです。
皮膚で体温調節を行っているのは、汗腺(エクリン腺)です。
発汗すると、汗が蒸発するときに皮膚から気化熱を奪って蒸発します。これによって、体温が上がらないように調節しています。

脂腺は皮脂を分泌します。
皮脂は皮膚や毛髪の表面の保護や保湿の働きをしています。

(2)は正しいです。
爪母は爪が作られる大切な部分です。
爪母が健康であれば、爪が剥がれたとしても何度でも再生します。
しかし、爪母の一部が侵されると、その部分の爪は変形したり再生できなくなります。

(3)は間違いです。
皮脂は毛包についている脂腺から分泌されます。
皮下組織にある脂肪細胞は脂肪をつくり、蓄える役割です。

(4)は間違いです。皮膚は紫外線にあたるとメラニンが増加して色素沈着を起こします(黒くなります)。また、紫外線の照射によってビタミンDが作られます。

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02

正解は 2 です。
正しくは以下のとおりです。

1:皮膚で体温調節を積極的に行っているのは、「汗腺」である。
3:皮膚の表面に分泌される皮脂は、「皮脂腺細胞」で作られる。
4:日焼けで皮膚の色が黒くなるのは、「紫外線」の作用による。

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03

正解は2です。

選択肢1. 皮膚で体温調節を積極的に行っているのは、脂腺である。

皮膚とその付属器官のうちで体温調節を積極的に行っているのは、汗腺毛細血管です。

1は誤った説明です。

選択肢2. 爪母の一部が侵されると、その部分の爪は変形したり、再生できなくなる。

爪の根元で爪を作っている爪母損傷してしまうと、その部分は変形したり新たに爪がつくられなくなったりします。

2が正しい説明です。

選択肢3. 皮膚の表面に分泌される皮脂は、皮下組織にある脂肪細胞でつくられる。

皮脂は、真皮にある皮脂腺で産生され毛穴の表面に開く皮脂腺開口部から分泌されます。

3は誤った説明です。

選択肢4. 日焼けで皮膚の色が黒くなるのは、赤外線の作用による。

日焼けで皮膚が黒くなるのは、紫外線UVAによってメラニン色素が増加する現象(サンタン)です。

4も誤った説明です。

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04

正解は、2です。

1.皮膚で体温調整を行っているのは、汗腺です。
3.皮膚の表面に分泌される皮脂は、皮脂腺細胞で作られています。
4.日焼けは紫外線に関係しています。

参考になった数1