美容師の過去問
第35回
皮膚科学 問26
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問題
第35回 美容師国家試験 皮膚科学 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 表皮の角化細胞は、ケラチンというタンパク質をつくる細胞系列である。
- 表皮の色素細胞は、皮膚の色素であるメラニンをつくる細胞である。
- 真皮には、エラスチンからできた膠原線維とコラーゲンからなる弾性線維が混じって走っている。
- 皮下組織の脂肪は、脂肪細胞がつくり、その細胞内に蓄えられる。
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この過去問の解説 (4件)
01
「エラスチン」からできた膠原線維と「コラーゲン」からなる弾性線維ではなく、「コラーゲン」からできた膠原線維と「エラスチン」からできた弾性線維です。
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02
正解は3です。
表皮の最下層にある基底層では、角化細胞(ケラチノサイト)が細胞分裂によってタンパク質であるケラチンを産生し、上層へと移行しています。
1は正しい説明です。
基底層にある色素細胞(メラノサイト)は、紫外線などの刺激を受けてメラニン色素を産生しています。
2も正しい説明です。
表皮の下にある真皮は、膠原繊維(コラーゲン)が大部分を占め、その間を弾性繊維(エラスチン)が走っています。
3が誤った説明です。
皮膚の最下層である皮下組織では、脂肪細胞が脂肪をつくり蓄えて体を守っています。
4は正しい説明です。
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03
3 誤っています。
「エラスチンからできた弾性繊維」「コラーゲンからなる膠原繊維」が正しいです。
膠原繊維が真皮の7割を占め、皮膚の強度を保っています。
弾性繊維は皮膚の弾力性を保つ働きをします。
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04
1.設問の通り、表皮の角化細胞はケラチノサイトと呼ばれ、
髪や爪を構成するタンパク質であるケラチンをつくる細胞です。
2.設問の通り、表皮の色素細胞は、メラノサイトの呼ばれ、
皮膚の色素であるメラニンをつくる細胞です。
メラニンが増えるとシミ、そばかす、ほくろができます。
3.真皮はコラーゲンからなる膠原繊維と、エラスチンからなる弾性繊維、
細胞外マトリックス、ヒアルロン酸といった繊維から構成される皮膚の層ですので間違いです。
表皮と皮下組織の間に存在します。
4.設問の通り、皮下組織の脂肪は脂肪細胞がつくり、その細胞内に蓄えられます。
表皮、真皮の下に皮下組織があり、外部からの衝撃を吸収し和らげるクッション機能と、エネルギーを蓄える働きがあります。
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