美容師の過去問
第35回
皮膚科学 問27

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問題

第35回 美容師国家試験 皮膚科学 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚付属器官に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 健康な成人の頭毛では、成長期( 生長期 )が短く、休止期が長いのが特徴である。
  • 毛は、中心から外に向かって毛髄質、毛小皮、毛皮質の3層からなっている。
  • 脂腺の数は、頭毛の生えている部位や額、眉間などに多い。
  • 毛は、皮膚表面に出ている部分を毛根、皮膚の内部にある部分を毛幹という。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1 誤っています。
 健康な成人の頭毛は、成長期が最も長く3年~6年あります。退行期は2~3週間、休止期が2~3ヶ月です。

2 誤っています。
 毛は、中心から外へ向かって毛髄質→毛皮質→毛小皮の順番です。

3 正解です。
 設問の通りです。

4 誤っています。
 皮膚表面に出ている部分を「毛幹」、皮膚内部にある部分を「毛根」といいます。

参考になった数6

02

正解は3です。


1.健康な成人の頭毛では、成長期が長く休止期が短いので間違いです。
成長期は2~6年、休止期は3~4か月、退行期は約2週間と言われています。

2.毛の構造は、中心から
毛髄質(メデュラ)、
毛皮質(コルテックス)、
毛小皮(キューティクル)、
ですので間違いです。

3.設問の通り、脂腺は頭毛の生えている部位や額、眉間などの顔面に多く分布しています。
手のひら、足裏を除くほぼ全身にあり、多くは体毛に付随しています。

4.皮膚表面に出ている部分が毛幹、皮膚の内部にある部分が毛根ですので間違いです。
毛根の一番下の部分を毛球といいます。

参考になった数2

03

正解は3です。

健康な成人の毛周期(ヘアサイクル)では、成長期が2~6年一番長く次いで数ヶ月の休止期があり、退行期が数週間となっています。

1は誤った説明です。

毛の構造は、中心から外に向かって毛髄質毛皮質毛小皮の順番になっています。

2も誤った説明です。

脂腺は 手掌や足底には存在せず、頭毛の生えている部位や額、眉間や鼻翼(こばな)の周辺、下顎等に多く存在します。

3が正しい説明です。

毛は、皮膚表面に出ている部分毛幹皮膚の内部にある部分毛根と呼びます。

4は誤った説明です。

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