美容師の過去問
第35回
皮膚科学 問28
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問題
第35回 美容師国家試験 皮膚科学 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 皮膚では、日光中の紫外線の照射によってビタミンDがつくられる。
- 頭毛は、頭の皮膚に対する有害な機械的刺激を防いでいる。
- 皮膚の表面には、汗と皮脂が混じり合った弱酸性を示す脂肪膜(皮脂膜)がある。
- 皮膚で体温調節を積極的に行っているのはランゲルハンス細胞である。
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この過去問の解説 (4件)
01
皮膚で体温調節を積極的に行っているのは、ランゲルハンス細胞でなく毛細血管と汗腺です。
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02
正解は4です。
皮膚が紫外線(UV-B)の照射を受けると、体内の「7-デヒドロコレステロール」を材料にビタミンDが産生されます。
1は正しい説明です。
頭毛には、機械的刺激や衝撃を吸収するクッションの役割もあります。
2も正しい説明です。
皮膚の表面には、外部からの刺激(アルカリ)を中和したり毒性を弱めたりする皮脂と汗が混じり合った弱酸性の脂肪膜(皮脂膜)があります。
3も正しい説明です。
皮膚の付属器官で体温調節を積極的に行っているのは汗腺と毛細血管です。
4が誤った説明です。
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03
1~3 設問の通りです。
4 皮膚で体温調節を積極的に行っているのは、汗腺と血管です。発汗や血管の拡張・収縮により体温を調節しています。
ランゲルハンス細胞は、皮膚内での免疫機能を司っています。
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04
1.設問の通り、皮膚では、日光中の紫外線の照射によってビタミンDが作られますので正解です。
不足するとビタミンD欠乏症(子供は「くる病」、大人では「骨軟化症、 骨粗しょう症」)になります。
2.設問の通り、頭毛は頭の皮膚に対する有害な機械的刺激を防ぎます。
3.設問の通り、皮膚の表面には汗と皮脂が混じり合った弱酸性を示す脂肪膜(皮脂膜)があります。
水分の蒸発を防ぎます。
4.皮膚で体温調節を積極的に行っているのは血管の収縮・拡張と汗腺による発汗です。
ランゲルハンス細胞は、表皮に存在する樹状細胞の一つで、皮膚免疫を司ります。
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