美容師 過去問
第35回
問29 (皮膚科学 問29)
問題文
皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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問題
美容師 国家試験 第35回 問29(皮膚科学 問29) (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 成人は、加齢とともに皮膚の分泌作用や新陳代謝が低下する。
- 高齢期になると脂腺の働きが盛んになり、皮脂の分泌が増加する。
- 油性のフケ症の人は、よくシャンプーして汚れやフケを落とすことが大切である。
- 脂腺から分泌される皮脂は、毛の水分が失われることを防ぎ、光沢としなやかさを保っている。
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この過去問の解説 (4件)
01
若い時が皮脂の分泌が増加し、高齢期になると皮脂の分泌が減少していきます。
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02
1,3,4 設問の通りです。
2 誤っています。
脂腺の働きが盛んなのは思春期から20代前半までです。それ以降は脂腺の働きは緩やかに低下していき、皮脂の分泌量は減少していきます。
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03
正解は2です。
成人は、加齢により皮膚の分泌作用や新陳代謝が低下し、水分不足を起こして乾燥します。
1は正しい説明です。
脂腺の機能は思春期にピークを迎え、高齢になると機能は低下し皮脂の分泌は減少します。
2が誤った説明です。
フケ症には2種類あり、油性のフケ症はよくシャンプーして汚れやフケを落とすことが大切ですが、乾性のフケ症の場合シャンプーしすぎないことが重要です。
3は正しい説明です。
脂腺から分泌される皮脂は、毛の水分蒸散を防いでうるおいを与え、光沢やしなやかさを保つ働きがあります。
4も正しい説明です。
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04
1.設問の通り、成人は20~25歳をピークに、加齢とともに皮膚の分泌作用や新陳代謝が低下します。
2.高齢期になると脂腺の働きは衰え、皮脂の分泌が減少するので間違いです。
脂腺の働きは思春期に増大し、20代にピークを迎えます。
3.設問の通り、油性のフケ症の人は、よくシャンプーして汚れやフケを落とすことが大切です。
乾燥性のフケは小さく、油性のフケは大きいという特徴があります。
4.設問の通り、脂腺から分泌される皮脂は、毛の水分が失われることを防ぎ、光沢としなやかさを保っています。
皮脂を過剰に取り除くと、肌荒れや枝毛、切れ毛の原因となります。
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