美容師の過去問
第38回
衛生管理技術 問18
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問題
第38回 美容師国家試験 衛生管理技術 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
紫外線消毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 紫外線消毒は、タオルやケープなど、布片類の消毒に適している。
- 紫外線消毒は、1cm2あたり85マイクロワット以上の紫外線を10分間照射する。
- 紫外線ランプは、使用とともに出力が低下するので、2,000~3,000時間で取り替える必要がある。
- 紫外線消毒は、あらゆる微生物に効果があり、血液の付着した器具の消毒にも適している。
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この過去問の解説 (4件)
01
1 紫外線消毒は、物体の表面のみ消毒するので、深部や陰の部分には効果がありません。そのため、タオルやケープなどの布片類には適しません。
2 1㎠あたり85マイクロワット以上の紫外線を20分以上照射しなければなりません。
4 あらゆる微生物に効果がありますが、血液が付着した器具の消毒には適しません。
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02
正解は3です。
タオルやケープなどの布片は、その形状や大きさから紫外線が行き渡らない恐れがあるため、紫外線消毒には向いていません。
1が誤った説明です。
紫外線消毒は、1平方センチメートルあたり85マイクロワット以上の紫外線灯を、20分間以上照射すると定められています。
2も誤った説明です。
紫外線消毒に使用する紫外線ランプは、使用時間の経過とともに出力が低下していくので、2000~3000時間の使用で交換する必要があります。
3が正しい説明です。
紫外線消毒は、栄養型の細菌・真菌・ウイルス・結核菌のみならず芽胞にも効果があり、あらゆる微生物の消毒に効果がありますが、血液が付着した器具の消毒には適用されません。
4は誤った説明です
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03
【紫外線消毒】とは、
・殺菌力の強い波長の253.7㎚内外の紫外線を、人工的に照射します。(紫外線殺菌灯)
・1㎤あたり85マイクロワット以上の紫外線を、20分間以上照射します。
・あらゆる微生物に対して有効です。
・血液が付着した器具には適していません。
・消毒物の表面だけしか消毒が出来ないので、重なった部分や影の部分は消毒が出来ません。
・目や皮ふや粘膜に、直接照射するのは有害です。
・紫外線殺菌灯のランプには、寿命があります。
メーカーや使う頻度によって変わりますが、約3000時間くらいで交換をススメています。
ランプが点灯していても、殺菌効果はどんどん低下していきます。
1、
タオルやケープなどの布片類は、毛足が長いため、内部の消毒ができません。
よって、(適している)→(適していない)の間違いです。
2、
1㎤あたり85マイクロワット以上の紫外線を、20分間以上照射します。
よって、(10分間)→(20分間)の間違いです。
3、
紫外線ランプは、寿命があり、ランプが点灯していても殺菌効果は低下していきます。
よって、正しいので、これが正解になります。
4、
あらゆる微生物に対して有効です。
血液が付着している器具の消毒には適していません。
よって、(適している)→(適してない)の間違いです。
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04
紫外線消毒は、器具(鋏やコームなど)に適しています。
血液の付着した器具には、紫外線消毒ではなく、煮沸消毒を行います。
また、照射時間は20分以上が良いです。
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