美容師の過去問
第38回
衛生管理技術 問20

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問題

第38回 美容師国家試験 衛生管理技術 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

消毒薬の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、濃度が濃い場合でも無色透明な液体である。
  • 逆性石けん水溶液は、普通の石けん液を加えると沈でんを生じる。
  • グルコン酸クロルヘキシジン(クロルヘキシジングルコン酸塩)水溶液は、刺激臭がある。
  • 消毒用エタノールは、引火性がない。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は2です。

a 次亜塩素酸ナトリウムは、淡緑黄色の透明な液体です。

b 逆性石けん水溶液は、普通の石けんと混合すると沈殿を起こして、消毒力が低下します。

c グルコン酸クロルヘキシジンは、臭気がほとんど無い消毒薬です。

d 消毒用エタノールは、引火性、爆発性があるので、火気には十分注意が必要です。

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02

正解は2です。

次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、淡黄色濃度が濃いものほど黄色が濃くなります。

1は誤った説明です。

逆性石けん水溶液、普通の石けん液と混合すると濁って沈殿を生じ、消毒力が著しく低下します。

2が正しい説明になります。

グルコン酸クロルヘキシジン( クロルヘキシジングルコン酸塩 )水溶液は、無色~微黄色で、臭いはほとんどありません

3は誤った説明です。

一定以上の濃度の消毒用エタノールは、引火点が13℃前後とかなり低く、引火しやすいため取扱いに注意が必要です。

4も誤った説明です。

参考になった数3

03

答えは2です。

【化学的消毒法の消毒薬】
・次亜塩素酸ナトリウム
漂白効果があります。
分解しやすいので、冷暗所に置きます。
金属を腐食させます。
動物繊維をボロボロにします。

・逆性石けん
無色無臭です。
直射日光でも変化しません。
有機物があると消毒力が低下します。
石けんと使うと沈殿して消毒力が低下します。

・グルコン酸クロルヘキシジン
毒性が弱く使いやすいです。
石けんと混ぜると消毒力が低下します。

・消毒用エタノール
他の消毒薬と混ぜることができます。
引火性があります。
蒸発で濃度変化しやすいです。


1、
次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、薄い黄色を帯びています。
よって、(濃度が濃い場合でも無色透明な液体である)→(濃度が濃い場合だと黄色が濃くなる)の間違いです。

2、
逆性石けん水溶液は、普通の石けんと一緒に使うと、沈殿を起こして、消毒力が落ちます。
よって、正しいので、これが正解になります。

3、
グルコン酸クロルヘキシジン水溶液は、刺激臭はありません。
刺激臭があるのは、次亜塩素酸ナトリウム水溶液です。
よって、(刺激臭がある)→(刺激臭がない)の間違いです。

4、
消毒用エタノールは、引火性です。
火の近くでの使用はススメません。
よって、(引火性がない)→(引火性がある)の間違いです。

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04

正解は、2です。

1.次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、淡黄色をしています。
3.グルコン酸クロルヘキシジン(クロルヘキシジングルコン酸塩)水溶液は、ほぼ匂いがしません。
4.消毒用エタノールは、引火性があり燃えます。

参考になった数1