美容師の過去問
第39回
衛生管理技術 問16

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問題

第39回 美容師国家試験 衛生管理技術 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

消毒・殺菌に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 加熱殺菌には乾熱と湿熱(煮沸や蒸気)があるが、同じ温度と時間であれば乾熱のほうが殺菌効果が高い。
  • 蒸気消毒と煮沸消毒を比較した場合、蒸気消毒のほうが長い時間を要する。
  • 化学的消毒法における消毒では、消毒薬水溶液の温度は低いほど効果がある。
  • 殺菌効果の3要素は、温度、湿度及び時間である。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は2です。

1 誤っています。
 同じ温度と時間であれば、乾熱殺菌より湿熱殺菌の方が高い殺菌効果が得られます。これは、湿熱殺菌の方が、より低い温度と短い時間で物体を一気に加熱できるからです。

2 正しいです。
 煮沸消毒と比べると、蒸気消毒のほうがより長い時間が必要になります。

3 誤っています。
 化学的消毒法では、消毒水溶液の温度が高いほど効果があるとされています。

4 誤っています。
「温度・湿度・時間」ではなく、「温度・濃度・時間」が正しいです

参考になった数19

02

正解は2です。

理学的消毒法での加熱消毒には乾熱湿熱(煮沸や蒸気)がありますが、同じ温度と時間であれば湿熱の方が殺菌力が高く、美容では乾熱消毒は使用されません。

1は誤った説明です。

美容師法施行規則に定められている消毒法では、蒸気消毒80℃をこえる超える蒸気に10分以上触れさせると定められていて、沸騰後2分間煮沸するとされる煮沸消毒よりも長い時間がかかります

2が正しい説明です。

消毒薬水溶液は温度が高いほど効果が高くなります。

温度が低すぎると効果を発揮しない消毒薬もあります。

3は誤った説明です。

消毒薬の殺菌効果に影響を与える3要素は、濃度・温度・時間です。

4も誤った説明です。

参考になった数4

03

正解は、2です。


1.乾熱と湿熱では、湿熱の方が殺菌効果は高いです。
血液が付着したものは、煮沸消毒を行います。
3.化学的消毒法は、湿度が高いほど効果があると言われています。
4.殺菌効果の3要素は、湿度・濃度・時間です。

参考になった数2

04

正解:2

蒸気消毒は80度を10分以上
煮沸は沸騰後2分以上

なので、蒸気消毒と煮沸消毒を比較した場合は蒸気消毒のほうが長い時間を要します。

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1
同じ温度と時間であれば、乾熱より湿熱₍蒸気₎の方が殺菌効果は高く、タオルなどの殺菌に使われます。

3
消毒薬は一般的に温度が低くなると殺菌力が低下します。また、濃度が濃くなると人や動物に対して毒性が強くなります。

4
殺菌効果の三要素は「温度・濃度・時間」です。

参考になった数1