美容師の過去問
第39回
美容の物理・化学 問34
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問題
第39回 美容師国家試験 美容の物理・化学 問34 (訂正依頼・報告はこちら)
界面活性剤及び界面活性剤を含有する香粧品に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a バニシングクリームは、O/W型のクリームである。
b 石けんは、グリセリンを酸でけん化するとできる。
c 陰イオン(アニオン)界面活性剤を水に溶かすと、親水性部分は正電気を帯びる。
d 第4級アンモニウム塩は、毛髪のキューティクルに吸着して被膜を形成する。
a バニシングクリームは、O/W型のクリームである。
b 石けんは、グリセリンを酸でけん化するとできる。
c 陰イオン(アニオン)界面活性剤を水に溶かすと、親水性部分は正電気を帯びる。
d 第4級アンモニウム塩は、毛髪のキューティクルに吸着して被膜を形成する。
- aとb
- bとc
- cとd
- aとd
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この過去問の解説 (4件)
01
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a
水中油型(O/W型)は親水クリーム→バニシングクリーム
油中水型(W/O型)は吸水クリーム→コールドクリーム
b
石けんは油脂にアルカリを加え加熱すると、油脂が加熱分解され、石けんとグリセリンができます。
この反応をけん化といいます。
c
親水性部分は負電気を帯びます。
陰イオン(アニオン)界面活性剤は洗浄力が強く、泡立ちもよいためシャンプーに使われます。
d
第4級アンモニウム塩は、毛髪のキューティクルに吸着して被膜を形成するのでリンスなどに使われます。
静電気の発生を防止する効果もあり、スタイリングをしやすくしてくれます。
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02
正解は4です。
グリセリンやステアリン酸などが主成分の無油性クリーム、バニシングクリームは、o/w型(水中油型)タイプです。
aは正しい説明です。
石けんの製造方法のひとつに、油脂をアルカリで加水分解する「けん化」があります。
bは誤った説明です。
陰イオン(アニオン)界面活性剤は、水に溶かすと親水基が負の電荷を帯びる性質を持っています。
cも誤った説明です。
第四級アンモニウム塩は、毛髪のキューティクルに被膜を形成するリンス剤として多く使用されています。
dは正しい説明です。
aとdが正しい組み合わせです。
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03
a 正しいです。
バニシングクリームは、油分の少ないO/W型のクリームに分類されます。
b 誤っています。
石けんは、油脂をアルカリでけん化分解したものを調整することでできあがります。
c 誤っています。
陰イオン(アニオン)界面活性剤を水に溶かすと、親水性部分は正電気ではなく、陰電気を帯びます。
d 正しいです。
第4級アンモニウム塩は、毛髪のキューティクルに吸着して被膜を形成し、毛髪の指通りの良さやしなやかさを保つ手助けをします。
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04
b石けんは、グリセリンとアルカリをけん化することによってできます。
c陰イオン(アニオン)界面活性剤を水に溶かすと、親水性部分は負電気を帯びます。
このような類の設問は、暗記してしまうとスムーズに問題を解くことができます。
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